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お知らせ・院長ブログ


【専門医が解説】便はきちんと出ているのにおならが多いのはなぜ?原因と解消法・受診の目安
排便習慣は正常なのにガスが溜まる「隠れた消化管サイン」 「毎日きちんと便は出ているのに、なぜかおならが頻繁に出る」「便秘ではないのにお腹がパンパンに張って苦しい(腹部膨満感)」といった症状は、多くの患者様が日常的に抱える消化器系の深い悩みです。一般的に、おならや腹部の張りは「便秘」と結びつけて考えられがちですが、排便異常(便秘や下痢)を一切伴わないにもかかわらず、ガス症状だけが際立って現れるケースは臨床現場において決して珍しくありません。 健康な成人において、消化管内には常時100〜200mL程度のガスが存在し、1日あたり平均600〜700mL(食事内容によっては1400mL以上)のガスが排出されています 。正常な生理現象として、1日に14回から最大25回程度の放屁(おなら)は健康な範囲内とされています 。ガスの主成分の大半は窒素、酸素、二酸化炭素、水素、メタンといった無臭の気体であり、臭いの原因となるのは全体のわずか1%未満にすぎない硫化水素やメタンチオールなどの硫黄化合物です 。 しかし、これらのガスが消化管内で過剰に産生されたり、排出のプロ
3月25日


下痢が続く原因は食事かも?低FODMAP(フォドマップ)食の効果と実践法を専門医が解説
「しっかり休んでいるのに下痢が治まらない」「検査をしても異常がないと言われたけれど、お腹の張りが辛い」……。このような悩みを抱えて当院を受診される患者様は非常に多くいらっしゃいます。 実は、健康に良いと思って食べている食品が、逆に腸を刺激して下痢を引き起こしているケースがあることをご存知でしょうか? 今回は、過敏性腸症候群(IBS)や慢性的な下痢の改善に有効とされる最新の食事療法「低FODMAP(フォドマップ)食」について、エビデンスに基づき詳しく解説します。 なぜ「体に良いもの」を食べて下痢になるのか? 一般的に「腸活」といえば、食物繊維や発酵食品を積極的に摂ることが推奨されます。しかし、腸の感覚が過敏になっている方や、腸内細菌のバランスが乱れている方にとっては、特定の糖質が腸内で過剰な発酵を引き起こし、下痢や腹痛を悪化させる原因となります [1]。 これを解き明かす鍵が、FODMAP(フォドマップ)という概念です。 FODMAPとは? FODMAPとは、小腸で吸収されにくい特定の短鎖炭水化物(糖質)の頭文字を並べたものです。 F erment
3月3日


下痢症状が止まらないときの原因と対処法|受診の目安と内視鏡検査の重要性
こんにちは。くりた内科・内視鏡クリニック院長です。 「急にお腹を下してしまった」、「数日間下痢が続いていて仕事に行けない」、「下痢に血が混じっている気がする……」、といった症状で悩んでいませんか? 下痢は日常的に起こりやすい症状ですが、実はその裏に重篤な疾患が隠れていることも少なくありません。また、単なる「お腹の冷え」だと思って放置していると、脱水症状や栄養障害を引き起こすリスクもあります。 本記事では、下痢が止まらない原因、自宅でできる対処法、そして病院を受診すべき緊急性の高いサインについて、消化器内科の専門医の視点から詳しく解説します。 下痢とはどのような状態か?(メカニズム) 通常、私たちの腸内では1日に約9リットルもの水分が分泌・吸収されています。健康な便は適度な水分を含んでいますが、何らかの原因で「水分の吸収が不十分」になったり 、 「腸管からの水分分泌が過剰」になったりすると下痢になります。 医学的には、便に含まれる水分量が80~90%以上になった状態を指します。 急性下痢と慢性下痢の違い 急性下痢: 発症から2週間以内のもの。主にウ
3月2日


便秘で吐き気がするのは危険なサイン?腹痛の原因と受診の目安を専門医が徹底解説
「便秘が続いていて、なんだか気持ち悪い……」 「お腹が張って痛いけれど、ただの便秘だから放っておいても大丈夫?」 このように、便秘に伴う吐き気や腹痛に悩まされている方は少なくありません。実は、便秘による吐き気や激しい腹痛は、単なる「便の詰まり」だけでなく、腸閉塞(イレウス)や重大な疾患のサインである可能性もあります。 本記事では、くりた内科・内視鏡クリニックの院長が、便秘によって吐き気が起こるメカニズムや、注意すべき症状、そして当院で行っている専門的なアプローチについて、最新の医学的知見(エビデンス)に基づいて詳しく解説します。 なぜ便秘で「吐き気」や「腹痛」が起こるのか? 便秘とは、本来体外に排出されるべき糞便が腸内に長期間留まり、水分が吸収されて硬くなることで、排便が困難になったり頻度が減少したりする状態を指します。 腸内細菌のガスと腹圧の上昇 便が直腸や結腸に停滞すると、腸内細菌による発酵が進み、大量のガスが発生します[1]。このガスによって腸管が膨らみ(腹部膨満)、横隔膜を押し上げたり、胃を圧迫したりすることで、ムカムカとした吐き気や食欲
2月26日


便秘に効くマッサージとは?専門医が教える効果的なやり方と受診の目安
「数日間、お通じがなくてお腹が張って苦しい」「便が硬くて出すのが大変」……。便秘は、老若男女を問わず多くの方が抱える深刻な悩みです。市販の便秘薬を飲めば一時的に解決することもありますが、できれば薬に頼らず、自然な排便を促したいと考える方も多いのではないでしょうか。 そんな時に自宅ですぐに試せるセルフケアのひとつが「腹部マッサージ」です。今回は、消化器内視鏡専門医の視点から、便秘に効くマッサージの具体的な方法やその科学的根拠(エビデンス)、そして「ただの便秘」と放置してはいけない危険なサインについて詳しく解説します。 便秘にマッサージは本当に効くのか?(エビデンスの解説) 「お腹をマッサージするだけで本当に便秘が治るの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。結論から申し上げますと、腹部マッサージは便秘症状の改善に対して、科学的な有効性が示唆されています。 近年の研究(PubMedに掲載されたシステマティックレビューなど)によると、腹部マッサージには以下のような効果があることが報告されています。 結腸通過時間の短縮: 腸の動き(蠕動運動)を刺激し、
2月24日
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