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お知らせ・院長ブログ


「静かなる危険因子」脂質異常症を徹底解剖 ―動脈硬化・心臓病、そして脂肪肝を防ぐための最新エビデンスとくりた内科・内視鏡クリニックでの戦略
なぜ今、「脂質異常症」に向き合うべきなのか 脂質異常症は自覚症状がないまま進行する「沈黙の病気」 脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の量が基準値から逸脱した状態を指します。かつては「高脂血症」という名称が使われていましたが、現在は数値の多寡だけでなく、動脈硬化を促進するという「異常」な状態を包括的に捉えるため、脂質異常症と呼ばれています。 この疾患の最も危険な点は、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。痛みや倦怠感といった目立った症状がないため、健康診断で異常値を指摘されても、「自分は元気だから大丈夫だろう」と放置されてしまうケースが少なくありません。しかし、その自覚症状の裏側では、血管内部で不可逆的な障害、すなわち動脈硬化が静かに、そして確実に進行しています。数年、あるいは十年単位で進行した動脈硬化は、最終的に心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる重大な疾患を引き起こす、まさしく「沈黙の病気」なのです。 このブログ記事で学べること:エビデンスに基づく予防と治療の最前線 本記事では、単に健診結果の数値が何を意味するかを解説す
2025年10月26日


咳が続くのはなぜ?:長引く咳の正体と最新の治療戦略
咳は、患者様が医療機関を受診する最も頻度の高い主訴の一つです。多くの場合、咳は風邪とともに自然に治まりますが、長引く場合は患者様の生活の質(QOL)を著しく低下させ、体力を奪います。当院では、咳の期間、性質、および患者様の体質に基づき、エビデンスに基づいた的確な診断と治療を行うことを重視しています。 本記事では、咳が体にもたらす影響から、長引く咳の原因、そして西洋医学・東洋医学、さらには最新の難治性治療まで、多角的に解説いたします。 「たかが咳、されど咳」:咳の役割と期間による分類 咳が持つ重要な意味と、その裏側にある消耗 咳は、気道に侵入した異物や病原体を体外に排出するための、不可欠な「生体防御反応」です。しかし、この防御反応が過剰になったり、長期間続いたりすると、患者様の健康を大きく損ないます。 咳が体力を消耗させるという事実は広く知られていますが、「1 回の咳で2kcal 消費する」という都市伝説は誇張されています。健康な若者を対象とした研究によると、咳による純粋なエネルギー消費量は1 回の咳あたり約0.04 kcal 程度と推算されており
2025年10月25日


足のむくみについて:ただの疲れ?それとも病気のサイン?足のむくみを徹底解説
なぜ足はむくむのか?(水分のバランスと「第二の心臓」) 足のむくみ、医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれるこの症状は、多くの方にとって日常的な悩みです。特に立ち仕事やデスクワークの後に、夕方になると足首やふくらはぎがパンパンに腫れるという経験は珍しくありません。しかし、むくみは単なる疲労や体調不良のサインにとどまらず、ときには全身の健康状態、さらには命に関わる重篤な病気が隠されている可能性を示す「体からのSOS」であることもあります。 むくみ(浮腫)の基本的な定義と発生メカニズム むくみとは、血管内の液体成分(血液の水分)が血管外の間質(細胞と細胞の間)に過剰に漏れ出し、貯留した状態を指します。この現象の背景には、体液を血管内に留めたり、血管外へ押し出したりする力のバランスの崩れがあります。 体液の移動は、主に血管内の水分を押し出す力(毛細血管静水圧)と、血管内のタンパク質(アルブミンなど)が水分を引きつける力(血漿膠質浸透圧)によって制御されています。浮腫は、このバランスが崩れ、主に「毛細血管静水圧の上昇」または「血漿膠質浸透圧の低下」によって
2025年10月24日


大腸カメラを「毎年」受けろと言われるけど、本当?
「大腸カメラは毎年受けなければいけないのでしょうか?」 この質問は、当院の診察室で患者さんから最も多く寄せられる疑問の一つです。多くの方が、検査に対して「苦しそう」「下剤を飲むのが大変」「毎年受けるのは負担が大きい」といった不安を抱えておられます。 結論から申し上げますと、必ずしもすべての方が毎年大腸カメラを受ける必要はありません。しかし、一方で、毎年あるいは短い間隔で検査を受けるべき「高リスク群」が存在することも事実です。 本記事では、この判断基準について、日本消化器病学会や日本消化器内視鏡学会などの最新のガイドラインや科学的根拠(エビデンス)に基づき、専門家の視点から分かりやすく解説いたします。大切なのは、画一的なルールに従うのではなく、ご自身の体の状態を知り、それに合わせた最適な検査プランを見つけることです。 大腸がん検診の常識をアップデート。なぜ全員が毎年ではないのか? 大腸がん検診の最大の目的は、大腸がんによる死亡率を減少させることにあります。この目的を達成するために、国や学会は科学的な根拠に基づいた効率的かつ安全な方法を推奨しています
2025年10月23日


【開院一周年記念】信頼と仁術の深化:1,885人の笑顔に支えられて
本日、くりた内科・内視鏡クリニックは、地域の皆様の温かいご支援とご信頼のおかげで、開院一周年を迎えることができました。この重要な節目を迎えるにあたり、心より深く感謝申し上げます。 この一年間の道のりは、私たちにとって単なる日々の診療の積み重ねに留まらず、地域の健康を預かる専門クリニックとしての責任と、その役割を深く考える期間となりました。開院当初は、高まる消化器疾患のニーズに対し、安全かつ効率的な検査体制を確立するための試行錯誤を重ねる日々でした。不慣れな部分もあり、ご来院の皆様にはご迷惑をおかけしたことも多々あったかと思いますが、皆様の温かい気持ちに支えられ、少しずつですが、専門性の高いクリニックへと成長できた一年であったと確信しております。 データが語る信頼の証し:1,885人の新規患者様 この開院からちょうど1年で、私たちは 1,885人 もの新規患者様をお迎えすることができました。 この数字は、地域社会の皆様が、消化器内科・内視鏡診療に対して抱えていた潜在的なニーズを、当院が適切に捉えられたことの証明であると考えております。患者様は数多く
2025年10月21日
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