top of page

Information
お知らせ・院長ブログ


コーヒーとがん予防効果の真実
はじめに:身近なコーヒーと健康への期待 私たちの日常生活に深く根ざした飲み物、コーヒー。その豊かな香りは、一日の始まりを告げ、午後の気分転換を助け、時には友人との会話を彩る存在です。しかし、近年、この身近なコーヒーが、私たちの健康、特に「がん予防」に貢献する可能性があるという科学的な報告が注目を集めています。多くの方が、この情報に対して期待と同時に、その真偽について関心をお持ちではないでしょうか。 このブログ記事では、くりた内科・内視鏡クリニックの専門的な視点から、最新の科学的エビデンスに基づき、コーヒーががん予防にどのように役立つ可能性があるのかを分かりやすく解説いたします。巷に溢れる様々な情報に惑わされることなく、正確な知識を身につけ、ご自身の健康管理に役立てていただくための一助となれば幸いです。 コーヒーとがん予防:科学的エビデンスの現状 過去の認識と現在の変化 コーヒーの健康への影響については、長年にわたり様々な研究が行われてきました。かつては、コーヒーの摂取が特定のがんのリスクを高めるのではないかという懸念が持たれた時代もありました。し
2025年7月12日


おなかの張り・ガスだまりについて
はじめに:おなかの張り・ガスだまりはなぜ起こる? おなかの張りやガスだまりは、多くの方が一度は経験する身近な症状です。食後に一時的に感じる軽い不快感から、慢性的に続き、日常生活に大きな支障をきたす深刻な状態まで、その程度は様々です。これらの症状は、単なる消化不良や食べ過ぎといった日常的な原因から生じることもあれば、時には見過ごしてはならない重大な病気のサインである可能性も秘めています。 多くの場合、「よくあること」として軽視されがちなおなかの張りですが、その裏には、早期発見が極めて重要ながんや、緊急を要する疾患が隠れている可能性も存在します。この認識のギャップが、患者さんが適切な医療機関への受診をためらってしまう一因となることがあります。くりた内科・内視鏡クリニックでは、この重要な情報の隔たりを埋めるべく、本コラムを通じて、おなかの張りやガスだまりがなぜ起こるのか、ご自身でできる対処法、そしてどのような時に専門医の診察を受けるべきかについて、エビデンスに基づいた分かりやすい解説をお届けします。皆様がご自身の体の声に耳を傾け、適切なタイミングで専門
2025年7月10日


いぼ痔・切れ痔の正しい知識と、隠れた病気の可能性~「もしかして痔かも?」そのお悩み、くりた内科・内視鏡クリニックが解決します!~
痔疾患はよくある症状ですが、放置してよい場合と、検査が必要な場合があります。 このページでは“受診の目安”を整理します。 はじめに:デリケートなお悩みに寄り添うクリニックとして 肛門に関する症状は、多くの方が他人に打ち明けにくいと感じ、一人で抱え込んでしまいがちです。しかし、痔は決して珍しい病気ではなく、日本人の約3人に1人が経験すると言われるほど身近なものです。大切なのは、その症状を放置せず、専門的な医療機関で適切な診断と治療を受けることです。 「きっと痔だろう」と自己判断してしまうことは、時に重大な病気の兆候を見過ごすリスクを伴います。肛門からの出血や痛みといった症状は、痔だけでなく、大腸がんや炎症性腸疾患など、早期発見が極めて重要な疾患のサインである可能性も秘めています。特に、直腸からの出血は鮮やかな赤色を呈することが多く、痔による出血と区別がつきにくい場合があります。このような症状の類似性から、ご自身の状態を過小評価し、専門医への受診が遅れてしまうケースも少なくありません。この遅れが、本来早期に治療可能であった病気の進行を許してしまうこと
2025年7月9日


大腸がん予防の秘訣 〜食事と運動で健やかな腸を育む〜
※本記事は、大腸がん予防の中でも「生活習慣(食事・運動)」に焦点を当てた解説ページです。 検査やポリープ切除を含めた予防の全体像は、 こちら のまとめページをご覧ください。 生活習慣は「予防の主役」ではなく「土台」 大腸がんは、生活習慣の影響を強く受けるがんです。 一方で、 食事に気をつけている 運動をしている それだけで大腸がんを防げるわけではありません。 このページでは、 生活習慣で「できること」 生活習慣では「できないこと」 を整理したうえで、現実的に意味のある予防行動を解説します。 大腸がん予防における生活習慣の位置づけ 生活習慣による予防は、医学的には一次予防に分類されます。 一次予防とは がんが「できにくい状態」を作ること すでに存在する病変を消すことはできない つまり生活習慣は、がんの発生リスクを下げる「下地づくり」であり、検査や治療の代わりにはなりません。 食事でできる大腸がん予防|「完璧」を目指さない リスクを高めやすい食習慣 以下は、大腸がんリスク上昇と関連が指摘されています。 高脂肪・低食物繊維の食事 赤身肉・加工肉の過剰摂
2025年7月7日


炎症性腸疾患(IBD)と向き合う:潰瘍性大腸炎・クローン病の基礎知識から最新治療、そして当院での安心のサポートまで
炎症性腸疾患(IBD)はよくある症状ですが、放置してよい場合と、検査が必要な場合があります。 このページでは“受診の目安”を整理します。 I. はじめに:炎症性腸疾患(IBD)とは 炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease: IBD)は、消化管に慢性的な炎症を引き起こす一連の疾患を指し、具体的には「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の二つが主要な病態です。これらの病気の根本的な原因は未だ完全に解明されていませんが、遺伝的素因、環境要因、腸内細菌叢のバランスの乱れなどが複雑に絡み合い、体内の免疫システムが異常な反応を起こすことで発症すると考えられています。一度発症すると、症状が落ち着いている「寛解期」と、症状が悪化する「活動期(再燃期)」を繰り返しながら、長期にわたる治療が必要となる慢性疾患です。 近年、日本における炎症性腸疾患の患者数は著しく増加しており、潰瘍性大腸炎は20万人以上、クローン病は7万人以上もの方が罹患していると報告されています。これらの疾患は、厚生労働省によって「難病」に指定されており、特定の条件を満たすこと
2025年7月4日