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お知らせ・院長ブログ


胃カメラ検査と胃バリウム検査どっちが良いの?
命を守る選択肢 —「健診でバリウムか胃カメラか」迷うあなたへ(院長からのメッセージ) 胃がんは、かつて日本人の命を奪う最大の敵でしたが、医療技術の進歩により、早期発見・早期治療ができれば、その後の 5 年生存率は 90%以上を誇ります。これは非常に心強い事実です。しかし、この「早期発見」の機会を、あなたが健診で何を選ぶかによって、無意識のうちに手放してしまっている可能性があるとしたら、どうでしょうか。 多くの方が、毎年または隔年で健診を受ける際、「胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)」と「バリウム(胃 X 線検査)」のどちらかを選ぶことになります。この選択は、単なる手続き上の違いではなく、あなたの将来の健康、そして命の安全を左右する重大な決断です。特に 30 代から 60 代という働き盛りの世代にとって、この決断の重要性を正しく理解することは、ご自身とご家族の未来を守る上で欠かせません。 「胃カメラは苦しい」「嘔吐反射(オエッとなること)が怖い」 ――私たちは、患者様が抱えるこうした心理的な抵抗を十分承知しています。しかし、ご安心ください。現代の内視
2025年12月2日


大腸カメラ検査を受ける時どういう人が保険適用となるの?
保険適用で大腸カメラを受ける —あなたの不安を安心に変えるロードマップ 衝撃の事実:30 代でも見つかる大腸がん。私たちはなぜ不安なのか? 近年、消化器内視鏡検査に対する関心は高まっていますが、同時に「検査は受けたいが、費用が高額になるのではないか」「症状がなくても人間ドックで受けるべきか、それとも保険が適用されるまで待つべきか」といった費用とタイミングに関する混乱も広がっています。特に、30 代から 60 代という働き盛り、あるいは子育てやキャリアの重要な時期にある患者様にとって、大腸の健康は生活の質(QOL)に直結する深刻なテーマです。 この不安の背景には、大腸がんの発症年齢の若年化があります。従来、大腸がんは 50代以降の疾患と認識されていましたが、近年では 30 代や 40 代で診断される症例が着実に増加していることが身近な診療現場でも報告されています。重要な点は、若年で発症する場合、そのきっかけは「ごくささいな違和感」から始まることが多いということです。こうした微妙な体調の変化を自己判断で「ストレス」「食生活の乱れ」として見過ごしてしま
2025年12月1日


ピロリ菌除菌後の方への注意点-ピロリ抗体検査・ABC検診をやるべきか?-
除菌成功は胃がん対策の「終点」ではない—次なるフェーズ「1.5次予防」への移行 ピロリ菌除菌という偉大な成功とその後の課題 ヘリコバクター・ピロリ菌(Hp)の除菌治療に成功された皆様、本当におめでとうございます。Hp感染は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫などの発生に強く関与しており、さらに世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が「確実な発がん物質」と認定した胃がんの最大のリスク因子です。除菌治療は、これらの疾患のリスクを大幅に軽減する、医学的に計り知れないメリットをもたらします。 2013年にHp感染胃炎に対する除菌治療が保険適用となって以来、日本国内の除菌人口は急速に増加しました。多くの患者様は、除菌成功をもって「胃がんのリスクが完全にゼロになった」「これで胃の心配はしなくて済む」と安心される傾向にあります。しかし、臨床の現場においては、Hp除菌治療を胃がんの「一次予防」(感染そのものを防ぐ)としてではなく、感染後の炎症を改善させる「1.5次予防」と位置づけることの重要性が提唱されています。これは、除菌後も胃がんの発生リ
2025年11月30日


ピロリ菌と胃がんの関係性について
胃がん撲滅に向けたリスク評価の重要性 胃がんは、かつて日本人の死亡原因の第1位を占めていた悪性疾患です。その後の医療技術の進歩や検診の普及により年齢調整死亡率は低下したものの、国立がん研究センターの統計によると、現在もなお罹患数では男性で1位、女性で3位、合計で2位と上位を占めており、胃がん予防対策は我が国の医療における長年の大きな課題であり続けています。 1983年にヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori, Hp)菌が発見されて以来、胃がん予防対策は新たな展開を迎えました。その後の世界的な研究により、Hp感染が慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、そして胃がんの最大の原因であることが明確になったからです。このHp菌は、1994年に世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)によって、「明確な発がん作用がある細菌(definite carcinogen)」として認定されました。これは、喫煙が肺がんに対して持つリスクと同レベルの重要性を持つと認識されており、Hp感染への対策が胃がん予防の鍵であることが世界的なエビデンスに基づい
2025年11月29日


胃カメラ検査前日の注意点について
もう胃カメラを怖がらないでください –準備の「ひと手間」が検査の成功を分ける 胃カメラ検査への一般的な不安の言語化 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は、胃がんや食道がん、潰瘍といった重要な病変を早期に発見するために不可欠な検査です。しかし、多くの方が「痛そう」「苦しそう」「もし準備に失敗して再検査になったらどうしよう」といった強い不安を感じています。特に、検査そのものへの恐怖心に加え、前日の食事制限や準備の煩雑さが心理的な負担となり、検査への敷居を高くしているのが現状です。30 代から 60 代の現役世代の方々にとって、忙しい生活の中で検査準備に完璧を期すことは、時に大きなストレスとなり得ます。 当院、くりた内科・内視鏡クリニックでは、患者様のこうした不安を取り除くことを最優先課題としています。内視鏡検査における「つらさ」の多くは、実は準備段階で胃の中に残渣(食べ物の残りカス)が残ってしまうことに起因します。この前日の「準備の質」こそが、検査の快適さと、得られる診断結果の正確性を決定づける最も重要な要素となります。 <参考記事>...
2025年11月26日
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