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お知らせ・院長ブログ


猛暑を乗り切る! 熱中症の正しい予防と対策
今年もまた、蒸し暑い日本の夏がやってきました。年々厳しさを増す夏の暑さの中で特に注意が必要なのが熱中症です。熱中症は、気温や湿度が高い環境に体が適応できず、体温調節機能がうまく働かなくなることで起こる様々な症状の総称です。最悪の場合、命に関わることもあるため、正しい知識を持ち、予防と対策を講じることが非常に重要です。くりた内科・内視鏡クリニック院長の栗田 亮が、エビデンスに基づいた熱中症の予防と対策について、わかりやすく解説します。 熱中症はなぜ起こるのか?なぜ危険なのか 私たちの体は、常に一定の体温を保とうとしています。暑い環境下では、汗をかいたり、皮膚の血管を広げたりして熱を体の外へ逃がし、体温を下げようとします。しかし、気温や湿度が高すぎると、これらの体温調節機能が追いつかなくなり、体内に熱がこもってしまいます。これが熱中症の始まりです。 さらに、体から水分や塩分が失われると、血液の循環が悪くなり、体温調節機能がさらに低下します。高齢者の方や小さなお子様、持病をお持ちの方は、特に注意が必要です。 熱中症が危険な理由は、その症状が多岐にわたり
2025年6月30日


家庭での正しい血圧測定で、あなたの健康を守る
高血圧は、日本において非常に多くの人が抱える健康課題の一つです。しかし、「自分は大丈夫」と過信したり、自覚症状がないために放置してしまったりするケースも少なくありません。実は、高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」とも呼ばれ、自覚症状がほとんどないまま進行し、脳卒中、心筋梗塞、腎臓病といった重篤な合併症を引き起こすリスクを高めることが知られています。 ご自宅で定期的に血圧を測定することは、この「見えないリスク」を早期に発見し、適切な対策を講じるための最も重要な第一歩となります。ご自身の血圧の状態を把握し、主体的に健康管理に取り組む意識を高めることで、病気が進行する前に手を打つことが可能になるのです。 はじめに:なぜ家庭での血圧測定が大切なのか? 高血圧の隠れたリスクと早期発見の重要性 高血圧は、その多くが自覚症状を伴わないため、知らないうちに進行し、血管や心臓に大きな負担をかけ続けます。病院での限られた時間での測定だけでは、血圧の全体像を捉えきれないことがあり、高血圧が見過ごされてしまう可能性も存在します。しかし、ご家庭で継続的に血圧を測
2025年6月28日


膵癌早期診断の最前線:くりた内科・内視鏡クリニック院長 栗田亮の専門性と最新医療
膵癌早期発見の重要性:なぜ今、早期診断が求められるのか 膵臓がんは、その早期症状の乏しさから発見が難しく、進行が速いことで知られています。そのため、他の多くのがんと比較して予後が極めて不良な疾患とされています。しかし、この厳しい現状を打破し、患者さんの命を救う唯一の道は、病気を「早期」に発見することにあります。 ごく早期の段階、例えばステージ0(上皮内癌)やステージIa(微小浸潤癌)で膵臓がんを発見し、適切な治療を行うことができれば、5年生存率は飛躍的に向上します。2012年の日本膵癌登録データによると、ステージ0の膵臓がんでは85.8%、ステージIaでは68.7%という高い生存率が報告されており、早期発見がいかに患者さんの命運を分けるかを明確に示しています。 早期発見が困難な理由の一つとして、ステージ0の膵臓がんは全症例の約1.7%と非常に稀であり、そのうち症状があるのはわずか25%に過ぎないという現状が挙げられます。つまり、多くの場合、症状が現れた時にはすでに進行していることが少なくありません。この事実は、従来の「症状が出てから診断」というア
2025年6月26日


知っておきたい好酸球性消化管疾患 ~食道炎と胃腸炎の基礎知識~
はじめに:好酸球性消化管疾患とは? 好酸球性消化管疾患の概要と近年注目される理由 好酸球性消化管疾患(Eosinophilic Gastro-Intestinal Disorder: EGID)は、アレルギー反応に関わる「好酸球」という特殊な白血球が、消化管の粘膜に異常に多く集まり、炎症を引き起こす病気の総称です。食べ物などがアレルゲンとなり、アレルギー性の炎症が慢性的に続くことで、消化管の正常な働きが妨げられると考えられています。 近年、日本でもこの疾患の患者さんが増えており、医療現場で注目されています。好酸球性消化管疾患は、国が定める「指定難病」にも含まれており、専門的な診断と長期的な治療が必要となることが多いのが特徴です。難病に指定されているということは、まだ十分に解明されていない部分が多く、専門的な知識と経験を持つ医療機関での診療が特に重要であることを意味します。この病気について詳しく知っていただくことで、ご自身の症状に心当たりのある方が、適切な専門医療機関である当院を受診するきっかけになれば幸いです。 好酸球性消化管疾患は、炎症が起こる
2025年6月24日


「だるい、疲れやすい…」そのサイン、見逃していませんか?~ストレスと胃腸の不調、心身のつながりから紐解く~
現代社会に生きる私たちは、日々押し寄せる情報やストレスに囲まれ、知らず知らずのうちに心身に負担を抱えがちです。その結果、「なんとなく体がだるい」「以前より疲れやすくなった」「胃腸の調子が優れない」といった日常的な不調を感じる方が増えています。これらの症状は、単なる一時的な疲労や気のせいとして片付けられがちですが、実は体からの大切なサインである可能性があり、時には心と体の密接なつながり、そして隠れた病気の兆候を示していることもあります。 多くの人が自身の軽度な不調を「日常の一部」として受け入れ、医療機関への受診を遅らせる傾向が見られます。このような症状の常態化は、早期発見・早期治療の機会を逸し、結果的に治療可能な機能性疾患の悪化や、より深刻な器質的疾患の進行を見過ごすリスクを高める可能性があります。身体的な不調が精神的な要因から生じたり、その逆もまた然りである「心身相関」という概念は、私たちの心と体が互いに密接に関係し、外部からのストレスが自律神経系、内分泌系、免疫系に影響を及ぼすことを示しています。 内視鏡検査で異常が見つからないにもかかわらず症
2025年6月16日
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