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お知らせ・院長ブログ


意外と見過ごされがちな高齢者の高血圧:無症状の裏に潜む「恐ろしい未来」とは?
はじめに:その「大丈夫」が、実は一番危ないサインかもしれません 高齢者の高血圧は「静かなる脅威」 「血圧が高いと言われたけれど、特に症状もないし、元気だから大丈夫だろう」。もしそう思われているなら、それは大きな誤解かもしれません。高齢者の高血圧は、多くの方が自覚症状に乏しいため、つい「年だから仕方ない」「自分は平気」と放置してしまいがちです。しかし、この「静かなる脅威」は、私たちの体内で知らぬ間に深刻なダメージを蓄積させています。ある調査では、高血圧と診断された50〜60代の方の約3人に1人が「そのまま放置」しているという実態が明らかになっています。その半数以上が「一時的なものだと思った」という、残念ながら誤った認識によるものです 。 厚生労働省のデータも、自覚症状がない生活習慣病の患者様は、医療機関を受診するまでに時間がかかる傾向にあることを示しており、高血圧のように症状が出にくい病気では、診断や治療の開始が遅れやすいことが裏付けられています 3。このような「症状がないこと」が、患者様に誤った安心感を与え、病気への意識を薄れさせ、結果として受診
2025年6月14日


血便が出たらどうする?放置して良いケースと、専門医が「すぐ来てほしい」と願うサイン
血便はよくある症状ですが、放置してよい場合と、検査が必要な場合があります。 このページでは“受診の目安”を整理します。 トイレで血を見て驚かない人はいないでしょう。「たぶん痔だろう」と自分に言い聞かせたくなる気持ちもよく分かります。しかし、消化器内視鏡専門医として多くの患者さんを診てきた経験から申し上げますと、血便は「体のSOS」が最も分かりやすく現れた状態です。 血便は、放置してよいものと、放置してはいけないものが明確に分かれる症状です。 このページでは どんな血便なら様子見できるのか どんな血便は病院受診が必要か 大腸カメラを考える目安 を整理します。 血便の色や形は「体の中からのメッセージ」 血便と一口に言っても、その「色」や「出方」には、出血場所を特定するための重要なヒントが隠されています。 鮮やかな赤い血(鮮血便) 主に肛門や直腸など、出口に近い場所からの出血が疑われます。 暗い赤色の血(暗赤色便) 大腸の奥の方で出血し、時間が経過してから排出されている可能性があります。 真っ黒な便(タール便) 胃や十二指腸などの上部消化管で出血し、血
2025年6月11日


健康診断の重要性と若年層からの生活習慣病予防:くりた内科・内視鏡クリニックにおける包括的アプローチ
健康診断の重要性 — あなたの未来の健康のために 健康診断は、ご自身の健康を維持し、将来にわたって質の高い生活を送る上で欠かせないものです。特に、まだ自覚症状がない段階で病気の兆候を捉え、予防に繋げることが、健康寿命を延ばす鍵となります。 健康診断がなぜ不可欠なのか:早期発見と予防のメリット 定期的な健康診断は、ご自身の体の状態を詳しく把握し、病気の初期サインを見つけるための大切な機会です。多くの病気、特に生活習慣病は、初期にはほとんど症状が現れず、気づかないうちに進行してしまう「隠れた異常」として知られています。症状が出てから医療機関を受診するのでは、手遅れになる可能性もあるため、健康診断による早期発見が極めて重要です。 健康診断の結果は、単なる数字の羅列ではありません。それは、ご自身の食生活、運動習慣、睡眠の質、ストレス管理といった日々の生活習慣を見直す貴重なきっかけとなります。これにより、病気の進行を遅らせるだけでなく、生活全体の質を高めることにも繋がります。健康診断は、ご自身が客観的に健康状態を把握し、具体的な改善行動を促す「健康管理の羅
2025年6月9日


クリニックの内視鏡システム選択ガイド:富士フイルムとオリンパスの比較
I. はじめに:大腸内視鏡検査の進化と早期発見の重要性 大腸がんは、日本において罹患数および死亡数が増加傾向にある主要な疾患の一つです。2015年の予測値では、その罹患数および死亡数ともに胃がんや肺がんを上回るとされており、生涯でがんに罹患する確率は男性で62%、女性で46...
2025年6月4日


消化器領域の指定難病:医療費助成申請のための重症度基準詳細解説
I. 難病とは?指定難病医療費助成制度の基本 「難病」とは、厚生労働省によって定められた特定の疾病群を指します。これらの疾病は、以下の特徴を持つものとして定義されています。 発病の機構が明らかでない :病気の原因がまだ十分に解明されていないこと。 治療方法が確立されていない :効果的な治療法がまだ見つかっていない、あるいは確立されていないこと。 希少な疾病である :患者数が非常に少ないこと。 長期の療養を必要とする :病状が慢性的に続き、長期にわたる治療や管理が必要であること。 このような特性を持つ難病の患者さんが、経済的な負担を気にすることなく、継続して質の高い医療を受けられるように支援するため、「指定難病医療費助成制度」が設けられています。この制度は、患者さんの医療費自己負担額を軽減することを目的としています。 医療費助成の対象となるための要件 指定難病の医療費助成を受けるためには、主に以下のいずれかの要件を満たす必要があります。 厚生労働大臣が定める重症度分類を満たすこと 各指定難病には、病状の程度を示す「重症度分類」が定められています。原
2025年6月2日
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