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お知らせ・院長ブログ


下痢が続く方へ:様子見でよい下痢と、病院に行くべき下痢の見分け方― 消化器内科・内視鏡専門医が解説 ―
【ご予約・お問い合わせ】 ◎ お電話でのご予約 075-334-6007 下痢はよくある症状ですが、放置してよい場合と、検査が必要な場合があります。 このページでは“受診の目安”を整理します。 はじめに 下痢は、誰にでも起こりうる身近な症状です。「食あたりかな」「一時的なものだろう」と様子を見てしまう方も多いですが、下痢の中には、放置すべきでないサインが含まれていることもあります。 このページでは 下痢の基本的な考え方 自分で様子を見てよい下痢 医療機関を受診すべき下痢 検査を考える目安 を整理して解説します。 下痢は「続き方・時間帯・伴う症状」で考える 下痢を判断する際は、以下の点が重要です。 続き方:一時的か、数日以上続くか 起こる時間帯:食後・朝だけ・夜間 伴う症状:腹痛、発熱、脱水、体重減少など これらの組み合わせによって、考え方は大きく変わります。 様子見でよい可能性が高い下痢 次の条件がそろう場合、緊急性は低いことが多いです。 下痢が1〜2日以内に改善する 軽い腹部不快感のみで、強い痛みがない 発熱や脱水症状を伴わない...
2025年12月31日


朝だけ下痢が出る「モーニングアタック」の原因と対策:専門医が解説する最新エビデンスに基づく解消法
多くの人々が日常生活の中で、起床直後や朝食後に限って急激な腹痛や下痢に見舞われる現象、いわゆる「モーニングアタック」に悩まされている。日中は比較的安定しているにもかかわらず、朝の時間帯だけ排便異常が集中するこの状況は、単なる体質の問題ではなく、人体の複雑な生体リズムや消化管の機能的異常が深く関わっている。本レポートでは、京都市下京区に位置するくりた内科・内視鏡クリニックの専門的知見に基づき、朝限定の下痢が発生する医学的メカニズム、背景に潜む疾患、そして専門クリニックでの診断・治療の重要性について、学術的エビデンスを交えて詳細に詳述する。 朝だけ下痢が起こる生理学的メカニズム 朝の時間帯に消化管活動が活発化し、下痢が誘発される背景には、人間が本来持っているサーカディアンリズム(概日リズム)と、食事摂取に伴う消化管反射が密接に関連している。 大腸のサーカディアンリズムと起床時の活動亢進 人間の消化管は、24時間周期の生体リズムに従ってその活動を変化させている。夜間の睡眠中、大腸の運動は極めて静穏な状態に保たれるが、目覚めと共に急激に活性化することが知
2025年12月30日


下痢に血が混じるときに考えるべき病気一覧:消化器内視鏡専門医が教える原因、受診の目安、最新の精密検査
下痢を伴う排便時に、鮮やかな赤い血やゼリー状の粘液、あるいは赤黒い血液が混じるという症状は、患者様にとって極めて強い不安を呼び起こすものです ₁。多くの方が「ただの痔だろう」あるいは「一時的な食あたりだろう」と自分に言い聞かせる一方で、その裏側には大腸がんや難病指定されている炎症性腸疾患、あるいは緊急の処置を要する虚血性疾患が隠れていることが少なくありません ₂。 特に「夜間だけ腹痛や下痢がひどくなる」といった悩みや、「痛みはないが血が混じる」という状況は、病態の深刻度を反映している場合があります ₄。本コラムでは、京都市下京区のくりた内科・内視鏡クリニックにおいて、日々数多くの消化器疾患を診断する内視鏡指導医の視点から、血性下痢の背景に潜む疾患の全容を解明し、エビデンスに基づいた最適な受診のタイミングを提示します。 血便の色の臨床的解釈:どこから出血しているのか? 下痢に血が混じる際、まず最も重要な情報は「血液の色」と「便の性状」です。血液の色調は出血部位から肛門までの距離、および腸管内での滞留時間に依存しており、これを確認するだけで鑑別疾患の
2025年12月22日


急な下痢が続く原因と受診の目安を専門医が解説|血便や夜間の腹痛は見逃さないで
急な下痢は、日常生活において極めて頻繁に遭遇する消化器症状の一つであり、その多くは一過性の感染症や食生活の乱れに起因します。しかし、症状が数日間改善しない、あるいは再発を繰り返す場合、背後には早期の介入を必要とする器質的疾患が隠伏している可能性が否定できません ₁。下痢の臨床的な定義は、24時間以内に3回以上の軟便あるいは水様便の排出、または1日の糞便重量が200gを超える状態を指します ₄。特に、急激に発症し持続する下痢においては、脱水のリスク管理と並行して、原因の精査が不可欠となります ₅。 京都市下京区の消化器内科・内視鏡専門クリニックであるくりた内科・内視鏡クリニックでは、こうした下痢症状に対し、最新のエビデンスに基づいた精密な診断と治療を提供しています ₇。本コラムでは、急な下痢が続く際に疑うべき病態、受診を検討すべき「レッドフラグ(危険信号)」、そして専門クリニックで行われる高度な内視鏡診療の役割について、学術的視点から詳細に論述します。 下痢の分類と持続期間に基づく診断学的アプローチ 下痢の診断において最も重要な指標の一つが、その持
2025年12月19日


【最新論文紹介】慢性的な胃腸の不調の真犯人:脳腸相関疾患 (DGBI) のQOLを決定づける「心の健康」—最新論文に基づく全人的治療戦略
長引く胃腸の不調—「脳と腸の対話」の異常がもたらすQOLの危機 脳腸相関疾患(Disorders of Gut-Brain Interaction, DGBI)は、消化管の器質的な異常や炎症では説明できない、慢性的な腹部の不調や排便・排尿機能の異常を特徴とする疾患群です。その代表例として、過敏性腸症候群(IBS)₁ や機能性ディスペプシア(FD)₁、さらには便失禁(FI)₁ などが挙げられます。 DGBIの有病率は世界的に見ても無視できない水準にあり、特にFDは10.1% ₁、IBSは4.4% ₁ と、非常に多くの人々がこれらの慢性的な不調に悩まされています。これらの疾患は命に関わるものではありませんが、その慢性的な性質、再発の頻度、そして効果的な治療法の限界から、患者の生活の質(Quality of Life, QOL)を著しく低下させます ₁。QOLの低下は、医療機関の受診増加、労働生産性の低下、社会参加の障害といった形で、個人レベルだけでなく社会経済的にも大きな負担をもたらしています ₁。 長きにわたり、DGBIの治療は腹痛や便通異常といっ
2025年12月18日
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