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お知らせ・院長ブログ


腸内フローラと臨床エビデンス:科学的根拠に基づく「腸活」のススメ
近年、「腸活」という言葉を耳にする機会が増え、腸内環境を整えることへの関心がかつてないほど高まっています。ヨーグルトやサプリメント、発酵食品など、さまざまな情報が溢れかえる中で、多くの方が手軽に腸内環境の改善を試みられています。しかし、こうした情報の中には、科学的な裏付けが不十分なものや、表面的な効果のみを強調するものも少なくありません。 真の健康を追求するためには、流行や漠然とした情報に惑わされるのではなく、確固たる臨床エビデンスに基づいた理解と、個々人に合わせた専門的なアプローチが不可欠です。本稿では、消化器内科を専門とする医師の視点から、最新の知見と研究成果を踏まえ、腸内フローラが全身の健康に及ぼす驚くべき影響について解説します。そして、科学的に有効な「腸活」のあり方と、くりた内科・内視鏡クリニックが果たすべき役割についてお伝えします。 腸内フローラの基礎知識:なぜ今、科学者が注目するのか? 腸内フローラとは?お花畑から読み解く複雑な生態系 「腸内フローラ」という言葉は、私たちの腸内に生息する細菌たちが、まるで植物が群生する「お花畑」のよう
2025年9月6日


ニキビ(尋常性ざ瘡)の真実:放置すると跡になる?
ニキビは単なる肌の悩みではありません ニキビは、医学的には「尋常性ざ瘡」と呼ばれる、思春期以降に顔や胸、背中に発症する毛包脂腺系の慢性炎症性疾患です。日本では90%以上の人が経験する非常に身近な皮膚のトラブルですが、「青春のシンボル」として軽視されがちであり、実際に医療機関を受診する患者はわずか10%に過ぎません。このような認識のずれが、ニキビを安易なセルフケアで済ませてしまう大きな要因となっています。しかし、この軽視こそが、ニキビ治療において最も避けるべき落とし穴です。 軽症に見えるニキビであっても、その内部では炎症が進行しており、放置すると永久的なニキビ跡(瘢痕)を残すリスクがあります。一度クレーター状の凹凸や赤み、色素沈着になってしまったニキビ跡は、自力での回復が難しく、専門的な治療を必要とする場合がほとんどです。この不可逆的な変化を防ぐためには、早期の段階から専門家による適切な診断と治療を開始することが何よりも重要となります。自己判断に頼ったケアや市販薬での対処には限界があり、かえって症状を悪化させたり、治癒を遅らせたりする可能性も指摘さ
2025年9月5日


下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ検査)は「何歳から・何歳まで」受けるべき? 大腸がん検診の最適なタイミングと受診の目安
はじめに:大腸カメラ検査はなぜ重要? 大腸がんは、日本において罹患率が高いがんの一つであり、食生活の欧米化や高齢化の進展と密接に関連していると考えられています。しかし、この病気には重要な特性があります。それは、比較的ゆっくりと進行することが多いという点です。例えば、1cm程...
2025年9月3日


上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は『何歳から』受けるべき?最適なタイミングと見過ごせない胃がんリスク
胃がん検診は「何歳から・何歳まで」?その疑問に科学的根拠でお答えします 多くの人々にとって、胃がん検診は健康を維持するために不可欠なプロセスですが、「一体何歳から始めるべきなのか?」という疑問は尽きることがありません。この問いに答えるためには、まず胃がんが日本の主要ながんの...
2025年9月2日


尿検査で「白血球が多い」と言われたら?膀胱炎・腎炎のサインと再検査の基準をくりた内科・内視鏡クリニックが解説
尿検査でわかる体のサイン 尿検査は、体の状態を簡便かつ非侵襲的に把握できる非常に有用な検査です。特に、尿中に含まれる成分の変化は、腎臓や尿路系の健康状態を示す重要な手がかりとなります。もし尿検査で「白血球が多い」と指摘された場合、それはどのような意味を持つのでしょうか。この項目では、尿中白血球の基本的な知識から、その異常が示唆する可能性について解説します。 尿中白血球(膿尿)とは何か 尿中白血球、専門的には「膿尿(のうにょう)」とは、尿中に白血球が混入している状態を指します。白血球は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除する役割を持つ免疫細胞であり、体が炎症を起こしている場所に集まる性質があります。 したがって、尿中に白血球が多数出現するということは、腎臓から尿路系(尿管、膀胱、尿道)、あるいは男性の場合は前立腺などに炎症や感染症が存在する可能性を示唆する重要なサインとなります。多くの場合、尿中に細菌と白血球が共に出現し、これは典型的な尿路感染症を示唆しますが、白血球のみで細菌を認めない「無菌性膿尿」のケースも存在します。 正常な状態でも
2025年8月19日
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