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お知らせ・院長ブログ


発熱外来で行う治療
熱を下げる「解熱鎮痛薬」:2つのタイプと使い分け 発熱時の不快な症状を和らげるために、主に2種類の解熱鎮痛薬が用いられます。それぞれの薬は作用の仕組みが異なり、患者様の状態や年齢に応じて慎重に使い分けられます。 1.アセトアミノフェン:作用の仕組みと特徴 アセトアミノフェンは、主に脳の中にある体温調節中枢に直接作用し、血管や汗腺を広げることで体外へ熱を逃がし、体温を下げる働きをします。この作用機序は「中枢」に限定的であるため、末梢での炎症を抑える作用は少ないとされています。その結果、胃や腸への直接的な影響や、腎機能への負担といった副作用のリスクが低いという大きな利点があります。 医療現場では100年以上にわたり広く使用されており、その安全性から、0歳児から使用できるほか、妊婦や授乳中の女性に対しても医師の判断のもとで用いられることがあります。多くの患者が解熱剤に「熱を平熱まで下げる」という効果を期待しますが、アセトアミノフェンの本来の目的は、高くなった熱を一時的に抑え、発熱に伴う頭痛や倦怠感などの不快な症状を軽減することにあります。この薬の特性は
2025年9月18日


食後の胃痛は、体からの大切なサインです。見過ごしていませんか?
食後にみぞおちや胃のあたりがシクシク、あるいはキリキリと痛む経験は、多くの人が一度は感じたことがあるかもしれません。しかし、その痛みを単なる「食べすぎ」や「消化不良」と安易に片付けてしまうことは、時に体からの大切なメッセージを見逃すことにつながります。 食後の胃痛は、一過性の不調であることもあれば、胃炎、胃潰瘍、さらには見過ごしてはならない胃がんなどの、より深刻な病気が隠れている可能性もあります。これらの病気は初期段階では症状が軽微であったり、他の胃の不調と区別がつかなかったりすることが少なくありません。 多くの方が「少し休めば治るだろう」「いつものことだから大丈夫」と自己判断しがちですが、症状の裏に潜む真の原因を特定することは、表面的な痛みだけでは不可能です。食後の胃痛という一つの症状であっても、その背景には多種多様な病態が考えられます。このため、安易な自己判断は危険であり、正確な診断と適切な治療のためには、専門医による精密な検査が不可欠となります。 食後の胃痛を引き起こす主な原因と症状の紐解き 食後の胃痛の原因は、日々の生活習慣に起因するもの
2025年9月16日


気づかないうちに進行する「胃の老化」
「最近、胃もたれがひどい」「どうも胃の調子がすっきりしない」といった不調を、年齢のせいだと感じていませんか。多くの方が経験するこうした症状の背景には、自覚症状がほとんどないまま進行する「萎縮性胃炎」という病気が隠れている可能性があります。この病気は、単なる胃の不快感にとどまらず、将来的に深刻な疾患へ進行するリスクを秘めた、いわば「胃からのサイレントな警告」です。 本記事では、この見過ごされがちな萎縮性胃炎の正体から、その背後に潜む胃がんとの密接な関係、そして現代の医療でできる確実な対策までを、エビデンスに基づいて分かりやすく解説いたします。ご自身の胃の健康状態を正しく知り、適切な行動を取るための一助となれば幸いです。 萎縮性胃炎の正体―「痩せた胃」が引き起こす問題 萎縮性胃炎の定義と概念 萎縮性胃炎とは、胃の粘膜が慢性的な炎症を繰り返すことで、徐々に薄く、そして弱くなってしまった状態を指します。胃の内側を内視鏡で直接観察すると、正常な状態の粘膜が鮮やかなピンク色であるのに対し、萎縮した粘膜は白っぽく見え、薄くなった部分からは下の血管が透けて見える
2025年9月15日


朝食抜きが招く「全身への影響」
見過ごされがちな習慣の深刻な真実—朝食抜きが招く「全身への影響」 現代の多忙な社会において、朝食を抜く習慣はもはや珍しいことではありません。時間の節約、あるいは「ダイエットのため」と捉える人もいるかもしれません。しかし、この一見些細な生活習慣は、単なる栄養不足にとどまらず、私たちの身体が持つ複雑なシステム全体に広範な悪影響を及ぼす、健康の基盤を揺るがす深刻な問題であることが、近年の医学的・科学的研究によって明らかになってきています。朝食欠食は、心臓、血管、代謝、さらには精神面にまで影響を及ぼす「生活習慣病の入り口」と言えるかもしれません。 本稿では、朝食を抜く習慣が私たちの健康にどのように影響するのかについて、最新の研究データを基に、そのメカニズムと多岐にわたるリスクを包括的に解説します。朝食欠食が健康に与える影響を多角的に分析した包括的なレビューを中心に、複数の権威ある研究機関の成果を統合し、朝食欠食がもたらす広範な健康リスクを多角的に掘り下げてまいります。これにより、単なる情報提供に留まらず、その背後にある科学的な連鎖反応を深く理解していただ
2025年9月14日


「胃のムカムカ」、軽視していませんか? 専門家が教える本当の原因と適切な対処法
「胃がムカムカする」「もたれる」「吐き気がする」。 多くの方が一度は経験する身近な不快な症状です。単なる食べ過ぎや一時的な疲れだろうと軽視し、市販薬でごまかしてしまいがちですが、その不快感の背後には、治療を必要とする重大な病気が隠れている可能性も少なくありません。 胃の不快感は、私たちの体の内部で何らかの異常が発生していることを示す重要なサインであり、安易な自己判断は危険を伴うことがあります。 この記事では、消化器内科の専門医の視点から、胃のムカつきがなぜ起こるのか、その原因から、注意すべき危険なサイン、そして適切な診断・治療法まで、科学的根拠に基づき分かりやすく解説します。ご自身の体のサインを正しく理解し、適切なタイミングで専門医に相談するきっかけとしてお役立てください。 胃のムカつき、その正体は? — 日常的な原因と身体のサイン 胃の不快な症状は、多岐にわたる原因によって引き起こされます。まずは、私たちの日常生活に潜む一般的な要因から見ていきましょう。 最もよく知られている原因の一つに、食事内容や食べ方、飲酒習慣があります。食べ過ぎや飲み過ぎ
2025年9月13日
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