top of page
六地蔵の内視鏡クリニック.jpeg

Information

お知らせ・院長ブログ

腹痛が長引く・繰り返す方へ:放置してよい腹痛と、病院受診が必要な腹痛の見分け方― 消化器内科専門医が解説 ―

  • 執筆者の写真: くりた内科・内視鏡クリニック
    くりた内科・内視鏡クリニック
  • 6 日前
  • 読了時間: 4分

【ご予約・お問い合わせ】

 075-334-6007






腹痛はよくある症状ですが、放置してよい場合と、検査が必要な場合があります。

このページでは“受診の目安”を整理します。



はじめに

こんにちは、くりた内科・内視鏡クリニック院長です。 「お腹が痛い」という症状は、誰もが一度は経験する非常に身近なものです。しかし、その裏には「一晩休めば治るもの」から「一刻を争う重大な病気」まで、実に多様な原因が隠れています。日々診療を行う中で、私たちが特に重視している「様子を見ていい腹痛」と「早期受診が必要な腹痛」の見分け方について、専門医の視点で整理しました。


このページでは

  • 腹痛の考え方

  • 自分で様子を見てよいケース

  • 医療機関を受診すべきサイン

  • 検査(特に大腸カメラ)を考える目安

を整理します。



あなたの腹痛をプロの視点で分析する「3つの鍵」

診察室で医師が最初にお伺いするのは、単なる「痛み」の有無だけではありません。以下の3つのポイントを整理しておくと、診断の精度がぐっと上がります。


□ 痛む場所はどこか:みぞおち、おへその周り、下腹部、あるいは左右の脇腹など。

□ どのタイミングで痛むか:空腹時、食後すぐ、排便の前、あるいは夜寝ている間など。

□ どのように続くか:短時間で消えるのか、波があるのか、それとも徐々に強まっているのか。


これらの組み合わせから、胃・十二指腸のトラブルなのか、大腸の炎症なのか、あるいはそれ以外の臓器なのかを推測していきます。



「少し様子見ても大丈夫」と判断できる目安

以下の条件がすべて当てはまるなら、緊急性はそれほど高くないと考えられます。


  • 痛みが軽く、数時間から1日以内にスーッと引いていく。

  • 発熱がなく、下痢に血が混じる(血便)こともない。

  • 吐き気が強くなく、食事や睡眠などの日常生活が送れている。

※ ただし、同じ腹痛を何度も繰り返す場合は様子見に適しません。



腹痛を和らげるために自分でできること― セルフケアの基本 ―

腹痛の中には、一時的なセルフケアで改善するものもあります。

ただし、すべての腹痛に有効な方法はありません。


まず意識したい生活面の工夫

  • 無理に食事をとらず、胃腸を休ませる

  • 脂っこい食事・刺激物・アルコールを控える

  • 十分な水分補給

  • 腹部を冷やさない

軽い一過性の腹痛では、これだけで改善することもあります。



市販薬を使う場合の注意点

  • 痛み止めの安易な使用

  • 胃腸薬で症状を隠し続けること

は、原因の見逃しにつながる可能性があります。

数日以上続く腹痛を、市販薬だけで様子を見ることはおすすめできません。



セルフケアで様子を見てよい目安

  • 痛みが軽く、改善傾向にある

  • 発熱・血便・黒色便がない

  • 日常生活に支障がない

※ 改善しない場合は、早めに医療機関を受診してください。



病院受診を考えるべき腹痛

次のような腹痛は、原因を調べる必要があります。

  • 腹痛が数日以上続く

  • 下痢・便秘・吐き気を伴う

  • 夜間や早朝に痛みで目が覚める

  • 40歳以上で初めての腹痛

消化管の炎症、ポリープ、腫瘍などが隠れていることがあります。


腹痛が慢性的に続き、下痢や便秘を繰り返す場合、過敏性腸症候群(IBS)という状態が関係していることがあります。



今すぐ受診が必要な危険な腹痛

以下は緊急性が高いサインです。

  • 激しい持続痛

  • 血便・黒色便

  • 発熱や冷や汗を伴う腹痛

  • 痛みが急激に悪化している

このような場合は、速やかに医療機関を受診してください。



腹痛で大腸カメラを考える目安【重要】

腹痛の原因を正確に調べるため、大腸カメラが有効な場合があります。

次に当てはまる場合は、検査を検討します。

  • 下腹部痛が続く

  • 血便・便潜血陽性を伴う

  • 腹痛と便通異常(下痢・便秘)が続く




症状別に詳しく知りたい方へ

腹痛には、痛み方や起こるタイミングによって特徴があります。

気になる症状がある方は、以下も参考にしてください。




まとめ

腹痛はありふれた症状ですが、放置してよい腹痛と、放置してはいけない腹痛を見極めることが重要です。

  • 一時的で改善する → 短期間の様子見

  • 繰り返す・続く・他症状を伴う → 受診・検査

迷った場合は、早めに医療機関へご相談ください。



【ご予約・お問い合わせ】

 075-334-6007




bottom of page