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お知らせ・院長ブログ


「食欲がない」を放置していませんか?消化器専門医が紐解く、食欲不振の意外な原因と危険なサイン
食欲不振(Anorexia)は、単なる「なんとなく食べたくない」という一時的な感覚で片付けられがちですが、身体の恒常性(ホメオスタシス)が破綻し始めていることを示す重要な警告サインです。食欲の低下は、必要なエネルギーや栄養素の摂取不足を招き、体力や免疫力の低下、さらには既存の病状の悪化につながるリスクを内包しています。 特に、食欲不振が長期にわたって続いたり、体重減少などの他の症状を伴ったりする場合、その背景には治療が必要な重篤な疾患が隠れている可能性があります。このため、専門家による早期の診断と適切な介入が極めて重要となります。 くりた内科・内視鏡クリニックでは、食欲不振を訴える患者様に対し、消化器系の病気はもちろん、全身性の内科疾患まで広範な視点から精密な診断を行い、その背景にある重篤な疾患を見逃さないための高度な専門知識と内視鏡技術を有しています。本記事では、食欲不振の多様な原因を専門的に解説し、特に消化器系の疾患が隠れていないか確認する重要性を詳しくお伝えします。 お腹は空くが食欲がない食欲不振:空腹感と食欲の科学 「お腹は空くのに、目の
2025年11月4日


健診の「要精密検査」を放置していませんか?:胃透視検査で異常を指摘された方へ、胃カメラ検査を専門医が強く推奨する理由
結果を受け取った方へ、専門医からのメッセージ 健康診断で「要精密検査」の結果を受け取った方、胃透視(バリウム検査)で異常を指摘された方へ 健康診断の結果に「要精密検査」や「異常あり」の文字を見つけ、大きな不安を感じてこのページを開かれたことと思います。まず、心よりお見舞い申し上げます。しかし、この異常の指摘は、決して悲観すべきものではありません。これは、病気を**早期発見するための「最大のチャンス」**を掴んだことを意味します。この重要な機会を逃さず、迅速かつ正確な次のステップを踏むことが、皆様の未来の健康を守る鍵となります。 「再検査」と「精密検査」は何が違うのか?不安を解消する判定の定義 健康診断の結果で「再検査」または「精密検査」の指示を受けた際、両者の違いを明確に理解していない方が多くいらっしゃいます。医学的な判定基準において、これら二つの指示には明確な緊急性と必要性の違いが存在します。 厚生労働省の定める健康診断の判定区分において、「再検査(C:要経過観察)」は、異常所見が見られるものの、一定期間後に再度同じ検査を推奨する段階や、検査手
2025年11月3日


大腸カメラ検査の事前準備について:食事から腸管洗浄剤まで
なぜ「事前準備」があなたの命を守る鍵なのか 大腸カメラ(大腸内視鏡検査) は、大腸がんやポリープを早期に発見し、治療を行う上で最も確実な医療手段です。しかし、この検査の成功は、医師の技術や内視鏡機器の性能にのみ依存しているわけではありません。実は、検査を受ける方ご自身が行う「事前準備」、特に大腸をいかにきれいに洗浄できるか、という点にその成否が大きく左右されます。 準備の重要性:診断の精度は準備に依存する 大腸内視鏡検査 の目的は、大腸粘膜全体を詳細に観察し、微細な病変やポリープを見逃さないことです。もし腸管内に食物残渣や粘液が残っていた場合、医師はその残渣の下にある病変を視認することができません。特に、平坦で早期の病変や、悪性化のリスクが高い小型のポリープは、わずかな残渣の陰に隠れてしまうと発見が極めて困難になります。 準備が不十分だと、発見率が低下するだけでなく、検査時間が長引いたり、最悪の場合、正確な診断ができないために後日再検査が必要になったりするリスクも生じます。あなたの健康と時間を守るためにも、「完璧な準備」を目指すことが、質の高い医
2025年10月30日


「長引く咳」は要注意!2 週間以上続く咳の原因と、くりた内科・内視鏡クリニックで受けるべき専門的な診断・治療
専門医からの問いかけ:その「咳」、本当に放っておけますか? 長引く咳は、多くの人々にとって日常の大きな悩みの種です。咳が出ることで夜間に目が覚めてしまい睡眠不足に陥ったり、会話中や会議中に咳き込んで社会生活に支障をきたしたりと、患者様の生活の質(QOL)を著しく低下させます。多くの場合、咳は風邪の初期症状として認識されますが、一般的なウイルス性の気道感染症が原因であるならば、咳は通常、2週間以内に収束に向かいます。 しかし、もし咳が長期間にわたって続く場合、それは単なる「風邪の残り」ではなく、気道や消化器系などに潜む慢性疾患の重要なサインである可能性を強く示唆しています。長引く咳、すなわち慢性咳嗽の患者数は日本国内で約300万人と推定されており、決して稀な症状ではありません。この長引く症状の原因は多岐にわたり、複数の疾患が同時に関与していることも少なくないため、自己判断や市販薬での対処は難しく、専門的な診断と治療が必要となります。 受診の目安となる「2 週間」という期間 専門的な観点から言えば、咳が「2 週間以上続く」場合、原因は単純なウイルス感
2025年10月30日


その「発熱」はなぜ危険なのか?~くりた内科・内視鏡クリニックの診断基準
専門医が解説。「発熱」はなぜ起こる? 発熱は、私たち人間の体が持つ最も原始的で強力な防御反応の一つです。体温計の数字が上がるのを見ると不安になるのは当然ですが、発熱自体は病気ではなく、「体内で何らかの戦いが起きている」という生体からの重要なSOS 信号だと理解することが大切です。単なる風邪だと自己判断しがちですが、発熱の裏には、早期の診断と治療を要する重篤な病気が隠れていることが少なくありません。 医学的に発熱を定義する場合、体温が脳の視床下部で設定された「セットポイント」が上昇し、体温が正常な日内変動(通常、約0.6°Cから1.0°C程度の変動幅)を超えて高くなった状態を指します。一般的に臨床現場では37.5°C以上が発熱と見なされることが多いですが、特に感染症の評価において、米国集中治療学会などの国際的な診療ガイドラインでは、38.3°Cを超える体温が、感染源を徹底的に検索するための評価が必要な「高熱」の基準とされることがあります。 この臨床的定義と国際的な評価基準の違いは、専門医が発熱患者を診る際の重要な視点を示唆しています。患者様が37.
2025年10月29日
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