便秘とは?原因・対処法・病院へ行く目安を専門医が解説
- くりた内科・内視鏡クリニック

- 6 日前
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更新日:2 日前

便秘はよくある症状ですが、放置してよい場合と、検査が必要な場合があります。
このページでは“受診の目安”を整理します。
便秘は多くの方が経験する身近な症状です。
一方で、「よくあることだから」と放置されやすく、本来確認した方がよい便秘が見過ごされているケースも少なくありません。
この記事では、
便秘の基本的な考え方
どんなタイプの便秘があるのか
自分は病院に行くべきかどうか
を整理して解説します。
便秘とは?よくある誤解
「毎日出ないと便秘」と思われがちですが、排便回数だけで便秘を判断することはできません。
2〜3日に1回でもスムーズに出て、困っていない
毎日出るが、強くいきまないと出ない、残便感がある
後者の方が、実は便秘として治療が必要な場合もあります。
大切なのは「ご本人がつらい・不快と感じているか」という点です。
便秘の主なタイプ
便秘は原因によって、大きくいくつかのタイプに分けられます。
機能性便秘
生活習慣や腸の動きの低下が関与する便秘です。
食事量や水分が少ない
運動不足
排便を我慢する習慣
ストレス
比較的多く、生活習慣の見直しや薬の調整で改善することがあります。
隠れ便秘
排便回数はあるものの、
便がスッキリ出ない
お腹の張りが続く
下痢と便秘を繰り返す
といった症状があるタイプです。
隠れ便秘については、別の記事で詳しく解説しています。
器質性便秘
腸の病気が原因で起こる便秘です。
大腸がん
腸の狭窄
炎症性腸疾患 など
頻度は高くありませんが、
見逃してはいけないタイプでもあります。
まず見直したい生活習慣
機能性便秘では、以下の点が影響していることがあります。
食事量・食物繊維が少ない
水分摂取が不足している
運動量が少ない
排便のタイミングを逃している
ただし、「生活習慣を整えても改善しない便秘」があることも重要なポイントです。
市販薬・下剤との付き合い方
市販の便秘薬で一時的に便を出すこと自体は、必ずしも問題ではありません。
しかし、
効きにくくなってきた
使用量が増えている
薬がないと排便できない
こうした場合は、便秘の原因を一度整理した方がよいサインです。
病院を受診した方がよい便秘のサイン
次のような場合は、早めの相談をおすすめします。
急に便秘が始まった
便が細くなった
血便や黒い便が出る
体重減少・貧血を指摘された
便秘と下痢を繰り返す
40歳以降で、これまでと明らかに便通が変わった
これらは、検査で原因を確認した方が安心できるケースです。
便秘と大腸カメラの関係
大腸カメラは「がんが疑われたときだけ」の検査ではありません。
便秘が続く場合でも、
腸の中に狭くなっている部分はないか
炎症やポリープがないか
を直接確認できます。
「何もなかった」と分かること自体が、今後の治療方針を決めるうえで大切な情報になります。
当院での考え方・相談の目安
便秘は、我慢し続ける症状ではありません。
生活指導で改善できる便秘
薬の調整が必要な便秘
検査で確認した方がよい便秘
それぞれを整理し、無理のない形で対応方針をご提案しています。
「この便秘は様子見でいいのか?」
そう迷った時点で、一度ご相談ください。



