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お知らせ・院長ブログ


生活習慣による大腸がん予防について― 食事・運動でできること、できないこと ―
大腸がんは「予防できる側面」と「検査が必要な側面」があります 大腸がんは、生活習慣が深く関係するがんとして知られています。 そのため「食事や運動に気をつければ大丈夫」と考える方も少なくありません。 確かに、生活習慣の改善は大腸がんのリスクを下げる重要な要素です。 しかし一方で、生活習慣だけでは防ぎきれない大腸がんが存在するのも事実です。 このページでは、 食事・運動で「できる予防」 生活習慣だけでは「防げない理由」 を整理したうえで、検査とどう組み合わせるべきかを解説します。 食事と大腸がんリスクの関係 リスクを高める食習慣 以下の食習慣は、大腸がんリスクの上昇と関連することが分かっています。 脂肪の多い食事 加工肉(ベーコン・ソーセージ・ハムなど)の過剰摂取 赤身肉の摂りすぎ 野菜・食物繊維の不足 過度なアルコール摂取 これらが長期間続くことで、腸内環境が乱れ、発がんに関与する物質が増えやすくなります。 積極的に取り入れたい食事内容 大腸がん予防において重要なのは、腸内環境を整えることです。 野菜・果物(食物繊維) 豆類・全粒穀物 発酵食品(ヨ
1月11日


左下腹部痛とは?原因・危険なサイン・受診の目安を専門医が整理
【ご予約・お問い合わせ】 ◎ お電話でのご予約 075-334-6007 左下腹部痛はよくある症状ですが、放置してよい場合と、検査が必要な場合があります。 このページでは“受診の目安”を整理します。 左下腹部痛は「よくある」からこそ、見極めが重要 左下腹部の痛みは、便秘やガスなどの一時的な不調でも起こります。 一方で、炎症・出血・感染・婦人科・泌尿器の病気が隠れていることも少なくありません。 大切なのは病名を当てることではなく、 今すぐ受診すべきか 数日以内に受診すべきか 経過観察でよいか を正しく判断することです。 このページでは、左下腹部痛の原因を「緊急度」と「領域」で整理し、受診の目安と検査の考え方をまとめます。 左下腹部痛の「受診の目安」3段階 迷ったら、以下のどれに当てはまるかで判断してください。 ①今すぐ受診(救急含む) 突然の激しい痛み(冷や汗・顔面蒼白・動けない) 血便(鮮血/暗赤色)や黒色便がある 38℃以上の発熱が続く、強い寒気 強い吐き気・嘔吐、水分が取れない お腹が強く張り、排便・排ガスが止まっている 意識がぼんやりする、
1月10日


炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)と血便:若い世代に増える粘液混じりの血便を専門医が徹底解説
若年層を脅かす「見過ごせない血便」の正体とその深刻な背景 現代の日本において、20代から30代といった若い世代に「血便」や「下痢」を主訴として来院する患者様が急増している現象は、消化器内科診療における極めて重要な課題です。かつて、若い世代の血便はその多くが「痔」による一時的なものと軽視される傾向にありました。しかし、近年の臨床データが示す現実はそれよりも遥かに深刻です。特に、単なる出血にとどまらず、ゼリー状の粘液が混じった「粘液便(ねんえきべん)」や、排便後もスッキリしない「しぶり腹」を伴う症例は、背後に「炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease: IBD)」、すなわち国が指定する難病である潰瘍性大腸炎やクローン病が隠れているリスクを強く示唆しています ₁。 炎症性腸疾患は、本来外敵から体を守るべき免疫システムが自分自身の腸粘膜を誤って攻撃し、慢性的な炎症と組織の破壊を引き起こす疾患です。特に潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に広範なびらんや潰瘍を形成し、持続的な出血と過剰な粘液分泌を招きます ₃。これらの疾患を放置すれば、
1月8日


痔による血便の全知識:出血の特徴から大腸がんとの見分け方、受診のタイミングまで専門医が徹底解説
血便に潜むメッセージと自己判断の危うさ 排便時にトイレットペーパーに血が付着したり、便器が赤く染まったりする経験は、多くの人にとって非常に大きな不安をもたらす事象です。しかし、その一方で「痔を患っているから今回も痔のせいだろう」という、根拠のない確信によって事態を楽観視してしまう傾向も少なくありません。下部消化管出血(Hematochezia)は、日常的な診療において極めて頻繁に遭遇する症状であり、その背景には良性の肛門疾患から、生命を脅かす大腸がん、さらには難病に指定されている炎症性腸疾患まで、多種多様な原因が潜んでいます ₁。 統計によれば、一般市民の約10%から19%が過去1年間に一度は直腸出血を経験していますが、その多くは一時的な症状として放置されている実態があります ₃。臨床的な問題点は、痔核(いぼ痔)や裂肛(切れ痔)と自己診断している患者の中に、実際には大腸ポリープや早期の大腸がんが併存しているケースが相当数存在することです ₅。消化器内視鏡専門医の視点から言えば、血便は体からの切実な「警告(レッドフラッグ)」であり、その原因を視覚的
1月7日


大腸憩室出血のすべて:痛みがない突然の大量下血の原因、最新の内視鏡治療、再発を防ぐための生活習慣まで専門医が徹底解説
突然、お腹の痛みも何の前触れもなく、トイレが真っ赤に染まるような大量の下血が起こったとしたら、誰しもがパニックに近い不安を覚えるでしょう。このような「無痛性の突発的な大量下血」において、成人の原因疾患として最も頻度が高いのが「大腸憩室出血(だいちょうけいしつしゅっけつ)」です ₁。 近年、日本人の食生活の欧米化や社会の高齢化に伴い、大腸に「憩室(けいしつ)」と呼ばれる小さな袋状の窪みを持つ人が急増しています ₄。憩室自体は良性のものですが、そこから出血を来すと、時に生命を脅かすほどの失血を招くことがあります ₆。さらに、一度止血しても再発率が高いことが、この疾患の大きな特徴であり、患者様を悩ませる要因となっています ₂。 本記事では、京都市下京区の「くりた内科・内視鏡クリニック」において日々数多くの内視鏡診断を行う専門医の視点から、大腸憩室出血のメカニズム、背景にあるリスク因子、最新の止血デバイスを用いた高度な内視鏡治療、そして日常生活で実践できる再発予防策について、最新の医学的エビデンス(PubMed掲載論文)に基づき、詳細な解説を行います。.
1月6日
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