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お知らせ・院長ブログ


肥満は「体質」ではない、「肥満症」という病気です。
体重計に表示される数字は、日々の健康を測る一つの指標に過ぎません。しかし、もしその数字が「肥満」を指し示している場合、それは単なる体型の問題を超え、見過ごすことのできない深刻な健康問題につながっている可能性があります。日本における成人の約4人に1人が肥満の傾向にあるといわれながらも、多くの人々が「これは体質だから仕方ない」と諦めてしまいがちです。 本稿では、その漠然とした「肥満」という状態が、なぜ「肥満症」という病気として捉えられ、適切な医療管理が必要なのかを、科学的な根拠に基づいて解説します。また、近年話題となっているGLP-1受容体作動薬の正しい知識とリスク、そしてエビデンスに基づいた「王道」の治療法をご紹介します。さらに、肥満が消化器系にもたらす影響と、当院の専門分野である内科・消化器内視鏡診療が、その予防と治療にいかに貢献できるかについても詳しくご説明します。ご自身の健康と真剣に向き合うための一歩として、ぜひお役立てください。 「肥満」と「肥満症」の違いを明確化 まず、「肥満」とは、単に脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態を指します。日本の
2025年9月24日


発熱外来で行う治療
熱を下げる「解熱鎮痛薬」:2つのタイプと使い分け 発熱時の不快な症状を和らげるために、主に2種類の解熱鎮痛薬が用いられます。それぞれの薬は作用の仕組みが異なり、患者様の状態や年齢に応じて慎重に使い分けられます。 1.アセトアミノフェン:作用の仕組みと特徴 アセトアミノフェンは、主に脳の中にある体温調節中枢に直接作用し、血管や汗腺を広げることで体外へ熱を逃がし、体温を下げる働きをします。この作用機序は「中枢」に限定的であるため、末梢での炎症を抑える作用は少ないとされています。その結果、胃や腸への直接的な影響や、腎機能への負担といった副作用のリスクが低いという大きな利点があります。 医療現場では100年以上にわたり広く使用されており、その安全性から、0歳児から使用できるほか、妊婦や授乳中の女性に対しても医師の判断のもとで用いられることがあります。多くの患者が解熱剤に「熱を平熱まで下げる」という効果を期待しますが、アセトアミノフェンの本来の目的は、高くなった熱を一時的に抑え、発熱に伴う頭痛や倦怠感などの不快な症状を軽減することにあります。この薬の特性は
2025年9月18日
予約キャンセルについて大切なお知らせ
前日・当日の予約をキャンセルされる場合は 必ずクリニックまでお電話ください。 胃カメラなど検査のキャンセルについては、事前の準備等がございますのでできる限りお早めにお電話をお願いいたします。 何卒よろしくお願いいたします。
2025年9月17日


食後の胃痛は、体からの大切なサインです。見過ごしていませんか?
食後にみぞおちや胃のあたりがシクシク、あるいはキリキリと痛む経験は、多くの人が一度は感じたことがあるかもしれません。しかし、その痛みを単なる「食べすぎ」や「消化不良」と安易に片付けてしまうことは、時に体からの大切なメッセージを見逃すことにつながります。 食後の胃痛は、一過性の不調であることもあれば、胃炎、胃潰瘍、さらには見過ごしてはならない胃がんなどの、より深刻な病気が隠れている可能性もあります。これらの病気は初期段階では症状が軽微であったり、他の胃の不調と区別がつかなかったりすることが少なくありません。 多くの方が「少し休めば治るだろう」「いつものことだから大丈夫」と自己判断しがちですが、症状の裏に潜む真の原因を特定することは、表面的な痛みだけでは不可能です。食後の胃痛という一つの症状であっても、その背景には多種多様な病態が考えられます。このため、安易な自己判断は危険であり、正確な診断と適切な治療のためには、専門医による精密な検査が不可欠となります。 食後の胃痛を引き起こす主な原因と症状の紐解き 食後の胃痛の原因は、日々の生活習慣に起因するもの
2025年9月16日


気づかないうちに進行する「胃の老化」
「最近、胃もたれがひどい」「どうも胃の調子がすっきりしない」といった不調を、年齢のせいだと感じていませんか。多くの方が経験するこうした症状の背景には、自覚症状がほとんどないまま進行する「萎縮性胃炎」という病気が隠れている可能性があります。この病気は、単なる胃の不快感にとどまらず、将来的に深刻な疾患へ進行するリスクを秘めた、いわば「胃からのサイレントな警告」です。 本記事では、この見過ごされがちな萎縮性胃炎の正体から、その背後に潜む胃がんとの密接な関係、そして現代の医療でできる確実な対策までを、エビデンスに基づいて分かりやすく解説いたします。ご自身の胃の健康状態を正しく知り、適切な行動を取るための一助となれば幸いです。 萎縮性胃炎の正体―「痩せた胃」が引き起こす問題 萎縮性胃炎の定義と概念 萎縮性胃炎とは、胃の粘膜が慢性的な炎症を繰り返すことで、徐々に薄く、そして弱くなってしまった状態を指します。胃の内側を内視鏡で直接観察すると、正常な状態の粘膜が鮮やかなピンク色であるのに対し、萎縮した粘膜は白っぽく見え、薄くなった部分からは下の血管が透けて見える
2025年9月15日
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