夏の不調、それ「夏バテ」だけじゃないかも?胃腸から考える健康と対策
- くりた内科・内視鏡クリニック
- 7月23日
- 読了時間: 17分
更新日:7月24日

はじめに:夏の不調、もしかして胃腸のサイン?
厳しい暑さが続く7月、8月。多くの方が「体がだるい」「食欲がない」と感じ、「夏バテかな?」と軽く考えてしまいがちです。しかし、その不調、本当に単なる夏バテで片付けてしまってはいませんか?実は、その症状の裏には、胃腸の健康が深く関わっている可能性があります。
夏の食欲不振や疲労は、一般的に「夏バテ」として見過ごされやすいものです。しかし、これらの症状は、実は胃の働きが落ちているサインである可能性が指摘されています。多くの場合、一時的なものと自己判断されがちですが、この自己判断が、本来早期に発見・治療できるはずの胃腸の不調や病気を見過ごしてしまうことにつながる場合があります。
東洋医学の観点からも、「夏バテ」は「胃腸の弱り」と深く関連していると考えられています。胃腸は、私たちが摂取した食べ物からエネルギーを作り出し、体を動かすための「製造工場」とも言える重要な臓器です。そのため、胃腸の健康が、全身の元気の源であると強調されています。胃腸の機能が低下すると、エネルギーが十分に作られず、全身の倦怠感や気力の低下につながるのです。
この報告では、夏の胃腸トラブルがなぜ起こるのか、そのメカニズムから、見過ごされがちな病気のサイン、そしてご自宅でできるセルフケアまで、科学的根拠に基づいて分かりやすく解説します。夏の不調を深く理解し、適切な対処をすることで、この季節を元気に乗り切る一助となることを目指します。
1. 夏の胃腸が弱るメカニズム:なぜ夏に胃腸は不調になりやすいのか?
夏の胃腸の不調は、単一の原因ではなく、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。これらの要因が胃腸に負担をかけ、消化機能の低下を招きます。
暑さによる自律神経の乱れ
夏の厳しい暑さは、私たちの体温調節を担う自律神経に大きな負担をかけます。自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立ち、体温調節だけでなく、消化管の動き(ぜん動運動)や胃酸分泌、血流など、胃腸のあらゆる働きをコントロールしています。暑さによって自律神経のバランスが乱れると、これらの胃腸の機能が正常に働かなくなり、胃の不調をはじめとする様々な体調不良を引き起こすと考えられています。
また、精神的なストレスも自律神経を介して消化器系に非常に大きな影響を及ぼします。職場や家庭での悩み、人間関係のストレス、あるいは睡眠不足や過度な運動といった身体的ストレスが続くと、自律神経は常に交感神経が優位な「戦うか逃げるか」の状態になり、胃腸の働きは抑制され続けます。これが長期化すると、消化不良、胃痛、胃酸過多、便秘、下痢などの症状につながることがあります。
冷たい飲食物の摂りすぎ
暑いからといって冷たい飲み物や食べ物を過剰に摂取することは、胃腸自体を直接冷やし、その働きを鈍らせる原因となります。胃腸が冷えると、消化酵素の働きが低下し、食べ物の消化吸収が滞り、消化不良や下痢、腹痛などの症状につながることがあります。さらに、身体が冷えることで血管が収縮し、胃腸への血流が悪くなるため、胃酸や胃粘液の分泌も低下し、胃腸の機能低下を一層招きやすくなります。これが、全身の疲労感や夏風邪の原因となることもあります。
冷房による室内外の温度差
夏の暑い屋外と冷房の効いた涼しい屋内を行き来する際、身体はその都度、急激な温度変化に適応しようとします。この頻繁な温度変化への適応作業は、体温調節機能を酷使し、体力の消耗や自律神経の乱れにつながり、結果的に胃の不調を引き起こすことがあります。また、冷房が効きすぎた環境に身体が慣れてしまうと、本来の体温調節機能が衰え、身体が冷えやすくなります。このような「冷え」も、胃腸の動きを鈍らせる大きな原因となります。
湿気の影響
日本の夏特有の高温多湿な環境も、身体に悪影響を及ぼす見過ごされがちな要因です。特に「湿気」は体内の水分代謝を滞らせ、胃腸機能に影響を与えることがあります。湿気の影響を受けると、食欲不振や、お腹の張り感といった消化器系の症状が現れやすくなります。胃腸が元々弱い方や疲れている方、味の濃いものや油っぽいもの、生ものなど消化に時間を要する食事を頻繁に摂る方、水分(アルコール含む)を多く摂る方は、特に湿気の影響を受けやすい傾向にあります。日本の伝統文化には、湿気の影響を受けにくくするための工夫(通気性の良い建造物、消化の良い煮物や蒸し料理、出汁による味付けなど)が見られることからも、湿気と胃腸の関連性の深さがうかがえます。
生活習慣の乱れ
不規則な食事習慣や睡眠不足といった生活習慣の乱れも、胃に直接的な負担をかけたり、自律神経のバランスを崩しやすくしたりすることで、夏バテや胃もたれなどの胃の不調が生じやすくなります。特に夏は、イベントやレジャーなどで生活リズムが乱れがちになるため、注意が必要です。
これらの要因が複雑に絡み合うことで、夏の胃腸は知らず知らずのうちに大きな負担を抱え、様々な不調として現れるのです。これらのメカニズムを理解することで、単なる「夏バテ」という漠然とした認識から一歩踏み込んだ理解を得られ、後の予防策がなぜ重要なのかがより明確になります。
2. 「夏バテ」だけじゃない?隠れた胃腸の病気とそのサイン
「夏バテだから仕方ない」と自己判断で放置してしまうと、実は専門的な治療が必要な胃腸の病気が隠れていることがあります。症状が長引いたり、悪化したりする前に、そのサインを見逃さないことが重要です。
機能性ディスペプシア(FD)とは?
機能性ディスペプシア(FD)は、胃カメラなどの精密検査を行っても、胃や十二指腸に潰瘍や炎症といった目に見える器質的な異常が見つからないにもかかわらず、胃の不快な症状が慢性的に続く病気です。以前は「神経性胃炎」などとも呼ばれていましたが、現在ではFDという病名で呼ばれています。
FDは命に関わる病気ではありませんが、食事が楽しめなくなったり、仕事や家事に集中できなかったりするなど、日常生活の質(QOL)を著しく低下させる可能性があります。FDの症状は、夏の食欲不振や胃もたれと非常に似ているため、「夏バテ」と誤解されやすい傾向にあります。
主な症状:
心窩部痛(しんかぶつう): みぞおちのあたりに痛みを感じます。
心窩部灼熱感(しんかぶしゃくねつかん): みぞおちのあたりがチリチリと焼けるような感じ(胸やけ)がします。
食後膨満感(しょくごぼうまんかん): 食後にお腹が張ったり、重苦しく感じたりします(胃もたれ)。
早期満腹感(そうきまんぷくかん): 少し食べただけでお腹がいっぱいになり、それ以上食べられなくなります。
FD以外の可能性:胃炎、潰瘍、ピロリ菌感染、がんなど
夏の食欲不振や胃の不調の陰には、機能性ディスペプシアだけでなく、より深刻な病気が隠れている場合もあります。例えば、急性・慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、ヘリコバクター・ピロリ菌感染による萎縮性胃炎、さらには胃ポリープや胃がんといった病気が挙げられます。これらの病気も、初期症状として食欲不振や胃の不快感を伴うことがあり、単なる「夏バテ」と見過ごされてしまうと、発見が遅れるリスクがあります。特に、胃がんなどの重篤な疾患は、早期発見が治療の選択肢を広げ、予後を大きく左右するため、注意が必要です。
ストレスと消化器系の密接な関係
前述の通り、現代社会において避けて通れない「ストレス」は、消化器系に非常に大きな影響を与えます。消化管の動きは自律神経系によってコントロールされており、ストレスが続くと自律神経のバランスが崩れ、胃腸の働きが抑制され続けます。
機能性ディスペプシア(FD)や過敏性腸症候群(IBS)は、ストレスが主な原因とされる代表的な消化器疾患です。また、ストレスは胃酸の過剰分泌を促し、胃潰瘍や胃炎を引き起こしたり、既存の炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の症状を悪化させたりすることもあります。さらに、長期的なストレスは胃がんなどの深刻な疾患につながる可能性も指摘されており、ストレス管理の重要性が強調されています。
特に注意すべきサインとして、胃潰瘍などからの出血が便に混じると、酸化した血液によって黒く見える「黒色便」として現れることがあります。このような具体的な危険サインが見られた場合は、速やかな専門医の受診が不可欠です。
以下の表は、「夏バテ」と見過ごされがちな胃腸のサインと、考えられる病気、そして受診の目安をまとめたものです。ご自身の症状と照らし合わせて確認してみてください。
「夏バテ」と見過ごされがちな胃腸のサイン
症状の例 | 考えられる胃腸の不調 | 受診の目安 |
食欲不振、胃もたれ、胸やけ、みぞおちの痛み | 機能性ディスペプシア(FD)、急性/慢性胃炎、胃潰瘍/十二指腸潰瘍、ピロリ菌感染による萎縮性胃炎 | 2週間以上症状が続く場合、日常生活に支障をきたしている場合 |
少量で満腹になる、食後に気持ち悪くなる | 機能性ディスペプシア(FD)、胃炎、胃潰瘍、胃がん | 2週間以上症状が続く場合、日常生活に支障をきたしている場合 |
お腹の張り、便秘、下痢 | 機能性ディスペプシア(FD)、過敏性腸症候群(IBS)、腸炎など | 症状が続く場合、特に腹痛を伴う場合 |
黒い便が出る、または鉄剤を飲んでいないのに貧血を指摘された | 胃潰瘍、十二指腸潰瘍などからの出血、胃がん | 鉄剤を飲んでいないのに黒い便や貧血がある場合は、速やかに専門医を受診してください。 (緊急性の高いサインです) |
原因不明の体重減少 | 胃がんなど、より深刻な病気の可能性 | 速やかに専門医を受診してください。 |
この表は、読者が自身の症状を客観的にチェックし、どの程度の症状で受診を検討すべきかを一目で理解できるように作成されています。漠然とした不安を具体的な行動に繋げるためのガイドとして活用できるでしょう。特に、黒い便や貧血といった「赤信号」の症状を明確にすることで、緊急性の高い状況での速やかな医療機関へのアクセスを促します。
3. 胃腸の健康を守るためにできること:今日から始めるセルフケア
夏の胃腸の不調を予防し、元気に過ごすためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。ここでは、ご自宅で実践できる具体的なセルフケアのヒントをご紹介します。
食事の工夫
消化に良いものを温かく: 暑いからといって冷たい食べ物や飲み物ばかりを摂りすぎると、胃腸を冷やし、働きを鈍らせてしまいます。胃腸への負担を減らすためにも、温かく、消化の良い食事を心がけましょう。温かいスープや味噌汁、お茶などを積極的に取り入れることが推奨されます。脂肪の多い食事や刺激物(香辛料の過剰摂取など)は胃腸に負担をかけるため、避けるのが賢明です。
よく噛んで胃腸の負担を減らす: 食事をよく噛むことは、消化酵素の分泌を促し、胃腸への負担を減らすだけでなく、自律神経を整える効果も期待できます。目安として、一口30回を意識して噛んでみましょう。これにより、食べ物が細かくなり、胃での消化がスムーズに進みます。
栄養バランスの取れた食事: 暑さで食欲が落ちると、冷たい麺類やアイスクリーム、ゼリーなどのさっぱりとした炭水化物ばかりを食べてしまいがちです。しかし、それでは疲労回復に必要なビタミンB群やC、たんぱく質、ミネラルなどが不足し、食欲不振や倦怠感の原因になります。肉、魚、卵、大豆製品などからたんぱく質をしっかり摂り、野菜や果物でビタミン・ミネラルを補給するなど、バランスの取れた食事を意識しましょう。
特に意識したい栄養素と食材:
ビタミンB1: 糖質をエネルギーに変えるのに不可欠な栄養素です。豚肉、うなぎ、玄米、枝豆、豆腐、納豆などに豊富に含まれています。これらを積極的に食事に取り入れることで、夏バテによる疲労感を軽減できます。
クエン酸: 梅干しやレモンなどに含まれ、疲労回復を助ける効果があります。
その他: オクラ(ビタミンB1)、トマト(リコピン)、きゅうり(カリウム)なども夏バテ予防に効果的な栄養素を多く含んでいます。
食欲を刺激する工夫: 食欲がない時は、生姜や唐辛子などの体を温めるスパイスを少量、食事に取り入れてみましょう。これらは代謝を促し、冷房による冷えやむくみを防ぐとともに、内臓が温まることで免疫力の向上も期待できます。ただし、刺激物の過剰摂取は胃腸に負担をかけるため、控えめにすることが大切です。
生活習慣の見直し
適切な水分補給: 脱水予防のため、こまめに水分を摂ることが重要です。ただし、冷たすぎるものは胃腸を冷やす原因となるため、常温の水やお茶を選びましょう。汗をかく量が多い場合は、ミネラル補給としてスポーツドリンクや経口補水液を飲むことも効果的ですが、糖分が多く含まれているものもあるため、飲みすぎには注意が必要です。
冷房対策: 屋外と室内の温度差が急激だと、自律神経に負担がかかります。室温は28℃程度を目安に、身体に無理のない温度差(5~7℃以内)を保つよう心がけましょう。外出先など自分で温度調節が難しい場所では、上着やひざ掛けになるもの、小型扇風機、うちわなどを活用して身体を冷やしすぎない工夫をしましょう。
規則正しい生活リズム: 自律神経のバランスを整えるためには、規則正しい生活リズムを送ることが非常に重要です。特に、十分な睡眠は胃腸の回復にも繋がるため、睡眠不足にならないよう心がけましょう。
ストレス管理: ストレスは消化器系の不調の大きな原因となるため、自分に合ったストレス解消法を見つけ、心身のリラックスを心がけることが大切です。趣味の時間を持つ、瞑想や軽い運動を取り入れる、友人と話すなど、自分なりの方法でストレスを解消しましょう。
適度な運動: 毎日適度に汗をかくことで、身体が暑さに順応し、夏バテしにくくなります。無理のない範囲でウォーキングなど軽い運動を取り入れるのも良いでしょう。
これらの具体的かつ実践的なアドバイスは、読者がすぐに日々の生活に取り入れられるように構成されています。単に「良いこと」を羅列するのではなく、「なぜ良いのか」というメカニズムと結びつけることで、読者の健康意識を高め、行動変容を促すことを目指します。
夏の胃腸を元気にする食事のヒント
栄養素/効果 | 具体的な食材例 | 食事の工夫 |
ビタミンB1(エネルギー代謝、疲労回復) | 豚肉、うなぎ、玄米、枝豆、豆腐、納豆 | 温かい料理を取り入れる(スープ、味噌汁など) |
クエン酸(疲労回復) | 梅干し、レモン | よく噛んで食べる(一口30回目安) |
カリウム(むくみ予防) | きゅうり | 食欲を増すスパイス(生姜、唐辛子など)を少量使う |
リコピン(抗酸化作用) | トマト | 冷たいものばかりでなく、温かいものをバランス良く摂る |
たんぱく質(体力維持) | 肉、魚、卵、大豆製品 | 栄養バランスの取れた食事を心がける |
この表は、夏バテ予防に効果的な栄養素と具体的な食材を一覧で示し、さらに日々の食事に取り入れやすい工夫をまとめたものです。視覚的に分かりやすく、献立の参考にもなるため、読者がより意識的に食事を選べるようになることを期待します。
4. こんな症状は要注意!専門医への相談を
ご自身でできるセルフケアを試しても改善が見られない場合や、「夏バテだから仕方ない」と自己判断で放置してしまうと、症状が長引いたり、より深刻な病気の発見が遅れたりするリスクがあります。
受診を検討すべき症状と期間
「夏バテかな?」と思っても、以下のような症状が2週間以上続く場合は、放置せずに消化器専門医への相談を強く推奨します。これらの症状は、単なる一時的な不調ではなく、胃腸に何らかの異常が起きているサインである可能性があります。
少量しか食べていないのにすぐにお腹がいっぱいになる(早期満腹感)
胃のあたりがずっと重たい、もたれる感じが続く(食後膨満感)
食後に気持ち悪くなる、吐き気がする
胸やけやげっぷが頻繁に出る、酸っぱいものが上がってくる
黒い便が出た、または鉄剤を飲んでいないのに貧血を指摘された
特に、黒い便や貧血は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などからの出血、あるいは胃がんの可能性も示唆する緊急性の高いサインです。このような症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診することが不可欠です。食欲が落ちたまま放置していると、必要な栄養が摂れずに体力や免疫力も低下し、他の感染症や体調不良にもつながりかねません。
胃カメラ検査の重要性:早期発見と安心
夏は暑さによる不調で、胃の異常に気づきにくい時期でもあります。症状が続く場合は、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)での精密なチェックが非常に重要です。胃カメラ検査は、単に症状の原因を探るだけでなく、患者様の安心感にも大きく貢献します。
胃カメラ検査を行うことで、機能性ディスペプシア(FD)のように、器質的な異常(潰瘍や炎症など)がないことを確認し、診断を確定できます。これにより、不必要な不安から解放され、適切な治療方針を立てることが可能になります。
さらに、胃カメラ検査は、胃炎、胃潰瘍、ピロリ菌感染の有無、さらには胃ポリープや胃がんといった、より深刻な病気の早期発見に繋がります。胃がんやピロリ菌感染症も、早期に発見できれば治療の選択肢が格段に広がり、患者様にとって負担の少ない治療が可能になります。たとえ「異常なし」という結果であったとしても、その確認だけでも、患者様の不安が解消され、大きな安心感に繋がることは少なくありません。
以下の表は、専門医への相談を検討すべき具体的な症状と、推奨される行動をまとめたものです。
こんな症状は専門医へご相談を
症状 | 期間の目安 | 推奨される行動 |
少量で満腹になる、胃のあたりがずっと重たい | 2週間以上続く場合 | 消化器専門医への相談、胃カメラ検査の検討 |
食後に気持ち悪くなる、吐き気がする | 2週間以上続く場合 | 消化器専門医への相談、胃カメラ検査の検討 |
胸やけ・げっぷ・酸っぱいものが上がってくる | 2週間以上続く場合 | 消化器専門医への相談、胃カメラ検査の検討 |
黒い便が出る、または鉄剤を飲んでいないのに貧血を指摘された | 症状が見られたら速やかに | 消化器専門医へ緊急受診してください。 |
この表は、読者が自身の症状と照らし合わせ、受診の必要性を判断する際の最終チェックリストとして機能します。特に「黒い便や貧血」といった緊急性の高い症状を強調することで、読者の速やかな行動を促すことを意図しています。
5. くりた内科・内視鏡クリニックへご相談ください
夏の胃腸の不調は、放置せずに専門医に相談することが大切です。くりた内科・内視鏡クリニックは、皆様の胃腸の健康をサポートするために、質の高い医療を提供しています。
当院の専門性と患者様への配慮
当院は消化器内科・内視鏡検査に特化したクリニックであり、夏の胃腸の不調に関する幅広いご相談に対応可能です。患者様の不安を軽減し、安心して検査を受けていただけるよう、苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。多くの患者様が「思ったより楽だった」とおっしゃる、無痛で安全な内視鏡検査を提供しています。
経験豊富な専門医が、一人ひとりの症状や生活習慣を丁寧に問診し、機能性ディスペプシア(FD)をはじめとする様々な胃腸の不調に対し、最適な治療方針を提案いたします。必要に応じて、酸分泌抑制薬、消化管運動機能改善薬、漢方薬、抗うつ薬、抗不安薬などの薬物療法や、ヘリコバクター・ピロリ菌除菌療法、心理療法、そして生活習慣改善のアドバイスを組み合わせ、症状の改善とQOLの向上を目指します。患者様との対話を重視し、症状が生活のリズムや特定の食事と関連している可能性も詳細な問診を通じて見極めます。
当院の内視鏡検査の特徴
当院では、患者様の負担を最小限に抑えるため、鎮静剤を使用した眠っている間に終わる内視鏡検査も選択いただけます。これにより、検査中の不快感や痛みを感じることなく、リラックスして検査を受けていただくことが可能です。最新の内視鏡システムを導入し、微細な病変も見逃さない精度の高い診断を追求しています。検査後の結果説明も、分かりやすく丁寧に行い、患者様がご自身の状態を十分に理解できるよう努めています。
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電話番号: 075-334-6007
公式サイト: https://www.kurita-naika.jp/
(診療時間や予約方法については、公式サイトをご確認いただくか、お電話でお問い合わせください。)
当院は、患者様が安心して胃腸の健康について相談できる場所でありたいと願っています。夏の不調を「夏バテだから」と諦めず、ぜひ一度、専門医にご相談ください。皆様の健康な夏をサポートできるよう、スタッフ一同、心よりお待ちしております。