
Pancreas
膵臓内科
膵臓内科とは
膵臓は、胃の奥に位置する小さな臓器ですが、食べ物を消化する酵素(外分泌機能)と、血糖値をコントロールするホルモン(内分泌機能)の両方を担う非常に重要な臓器です。
京都市で膵がん・膵炎・膵のう胞の検査・早期発見なら
膵臓に起こる病気は、初期症状が出にくいため、早期発見が難しいことが大きな課題です。
くりた内科・内視鏡クリニックでは、京都市内でも数少ない、膵臓疾患の早期発見に特化した外来を設けています。膵がん早期診断研究会の世話人経験をもつ専門医が、豊富な経験と最新の検査技術をもとに丁寧に診療を行います。
以下のような症状やきっかけがある方はご相談ください
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背中やみぞおちの痛みが続く
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食後の違和感・膨満感・体重減少
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食欲低下や全身のだるさ
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健診で膵酵素(アミラーゼ・リパーゼ)や肝機能異常を指摘された
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膵のう胞や膵管拡張を指摘された
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血糖値が急に上がった/糖尿病が最近悪化した
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家族に膵がんの方がいる(家族歴)
これらはいずれも、膵臓疾患の早期サインである可能性があります。
特に、膵がん家族歴がある方や新たに糖尿病を発症した方は、精密な膵臓検査を強くおすすめします。
主な診療対象疾患
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急性膵炎・慢性膵炎
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膵のう胞性疾患(IPMNなど)
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膵石症
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膵性糖尿病
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膵がん(早期発見・リスク管理)
膵のう胞(嚢胞性病変)や膵管拡張は、一部が膵がんの前がん病変であることが知られています。
当院では経過観察が必要な方に対して、定期的な画像検査と血液検査を組み合わせ、進行を防ぐ取り組みを行っています。
膵がん早期発見に向けた取り組み
膵がんは発見時に進行していることが多く、早期発見が何より重要です。
当院院長は、これまで大学病院・基幹病院で膵臓疾患の診療に携わり、「膵癌早期診断研究会(京都唯一)」の世話人も務めた実績を持ちます。
豊富な経験をもとに、リスク層別化・早期診断・経過観察の3つを柱とした膵臓診療を行っています。
膵がんリスク層別化(ハイリスク群の特定)
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膵がんの家族歴がある
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膵のう胞性病変がある
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慢性膵炎または膵石症の既往がある
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糖尿病が新たに出現または急に悪化した
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肥満・喫煙・高脂血症などの生活習慣病がある
これらのリスク因子がある方は、定期的な画像検査(超音波・CT・MRI)を受けることで早期発見できる可能性が高くなります。
当院で行える検査と連携体制
腹部超音波(エコー)検査
膵臓の形態異常や膵管拡張、のう胞性病変の確認が可能です。
血液検査(アミラーゼ・リパーゼ・CA19-9 など)
膵炎や腫瘍マーカーの異常を評価します。
CT・MRI連携検査
精密な評価が必要な場合は、京都市内の連携医療機関へ速やかにご紹介します。
大腸・胃との関連評価
膵臓疾患と同時に、消化管の病変が疑われる場合は内視鏡検査も併用可能です。
院長からのメッセージ
「膵臓は“沈黙の臓器”と呼ばれ、症状が出たときには病気が進行していることが少なくありません。だからこそ、“少しでも疑わしい兆候を見逃さないこと”が何より大切です。くりた内科・内視鏡クリニックでは、膵がんの早期発見・予防のために、一人ひとりのリスクを丁寧に評価し、最適な検査・経過観察を提案します。」
まとめ
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膵臓疾患は初期症状が少ないため、早期発見が命を守る鍵
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家族歴・糖尿病・膵のう胞・膵酵素異常は重要なサイン
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当院では院長が豊富な経験をもとに膵がん早期診断に特化した診療を実施
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必要に応じてCT・MRI検査や専門病院との連携体制を完備
※膵がんについてのブログはこちら